勉強は「朝活」が良い
資格や語学の勉強は、朝にやる方がいい。
以前、早起きが苦手だった私も、朝活のしくみをつくることによって、朝型にシフトしている。早起き習慣を身に付けるのはちょっとしたコツがいる。
・1時間単位で区切る
・静かな場所を確保する
・早起き仲間をみつける
この三つのポイントについて、以下、深堀りしていきたい。
1.朝活継続の三訓
いくら早起きしても、集中力が続かない。
頭の回転が動かないウチから、勉強をはじめても効果がない。
私も、起きてすぐに勉強を始めているわけではない。
おススメしたいのは、早起きして、まず、昨日の日記にとりかかることである。
雑念があると、勉強に集中できない。
だから頭の中にあるモヤモヤを吐き出してみよう。
日記形式をとれば、それが記憶に残り、頭もスッキリできて一石二鳥。
日記は、好みにも寄るけれど、私は、手書き派。A4のルーズリーフ1枚両面に、時系列に昨日起こったことを書いていく。
日記はPC版と手書き版と交互に繰り返し、かれこれ日記は、継続している。
ただし、PC版の日記も必ず紙に印刷して、手書きルーズリーフのファイルに整理しておく。PC版の日記のほうが「検索」ができるので優れている、という人がいるが、私は、PCの「検索機能」を使って、日記を振り返ったことは一度もない。
日記の記録性というよりも、これからはじめようとする「朝勉(朝の勉強)」のために、頭と心をスッキリとさせたいために行っている。
勉強の集中を害する「わだかまり」の正体は、ほとんどが昨日の出来事なので、紙に書いて、吐き出してしまおう。
ちなみに、30年の社会人生活を通して、なんとなくわかってきたことがある。
・ルーティンからやれ
・紙に書き出せ
・いやなことからやれ
この三つについては、いずれも「朝勉」の習慣化に使えることがある。
「ルーティンからやれ」とは、まずもって、朝の勉強を習慣化してしまうこと。
私は、朝起きる時、アラームをかけない。大抵、2時から5時までと起床時間にムラがあるものの、その日の起床時間に合わせて、やることを決める。
まず、起きて、水を飲み、コーヒーを入れ、日記を書き、英単語集を聴く…、あとは残り時間で、英語資格対策、ブログ執筆、貿易実務などその他の勉強などをしている。
文章とは「摩擦行為」なので、心と頭を空っぽにするためには、やはり、紙と鉛筆による執筆が、私の方が向いている。(パソコンでは、インターネット閲覧など、誘惑が多いのも事実…)
朝勉、朝活のみならず、ややこしいことが起こったら、紙に書き出してみることが、意外と解決につながることがある。
三番目の「いやなことからやれ」については、勉強すること。
決して勉強自体は「いやなこと」ではないけれども、英単語やドリル、教材など、継続することに意味がある勉強(これが私にとって「いやなこと」の正体)に取り掛かるようにしている。
勉強を嫌々やっているというのが健全な感情ではないだろうか?
(勉強が好き、というのはわかるけれども、どこか偽りの自分があるので、挫折の誘惑も多くなる…)
私の場合、集中力は1時間なので、だいたい、3時とか、4時とか、5時とか、区切りの良い時間に新しいことを始めることにしている。起きだして、日記を書き、ブログ執筆の構想(設計スケッチ)などを練り、定刻時間まで、のらりくらりと過ごす。
きっかり時間単位になったら、勉強をはじめる。大抵、1時間以内でやり終える課題を自分に課している。そしたら、次の1時間まで、約10分くらい、休憩する。
こうして時間のメリハリをつけることによって、限られた時間を有効に使っている。
2.静かな場所選び
朝勉継続のコツの2番目は場所選び。
「通勤時間のスキマ時間に勉強しましょう」というアドバイスをよく見かけるが、私は、むしろ、これは逆効果だと思っている。
もちろん、通勤時間、移動時間、待機時間などのスキマ時間に勉強することは素晴らしいことである。でも、自分に関しては、むしろ、スキマ時間に勉強をすることで、「勉強をやった気になった」という状況が怖い。
勉強は、やはり、机に向かって、静寂の環境で最低でも1時間は集中したい。
通勤は疲れを伴うので、勉強なんかせず、うたた寝したり、スマホ確認をしたり、車窓をぼんやり眺めたりすることが多い。
(それが、心のゆとりと「あそび」を生んでいるのだと思う)
私は、長距離通勤と職住近接を繰り返している。
長距離通勤の場合は、会社の始業時間1時間前に出社して、職場で勉強をした。
近接では、自宅で勉強をしている。
時間の確保、場所の確保は大切。仕事選びもそのあたりのバランスを優先しよう。
3.朝勉仲間の効果
最後に、朝勉仲間について。
朝早くから、「勉強のために仲間と集う」ということは、SNSを利用すること。
やり方は簡単で、朝、勉強した内容をツイッターでつぶやく。
はじめのウチは、何のリアクションもないが、そのうち、必ず、誰かの目に留まるはず。そして、「いいね」をいただくことで励みになる。
朝のツイッター(もちろん勉強を阻害しない程度)は、常連さんも多く、とかく孤独になりがちな「朝勉朝活」ついて、勉強仲間の存在は、ありがたいし、継続するためのしくみ作りに、とても有益である。
4.まとめ(朝勉のススメ)
以上のように、朝が苦手な私が、いかにして朝勉朝活を継続できるようになったか?
・1時間単位で区切る(時間)
・静かな場所を確保する(空間)
・朝勉仲間をみつける(仲間)
この三つに尽きる。
時間、空間、仲間…。このサンマ(間)を実現させるためには、
・ルーティンからやれ
・紙に書き出せ
・いやなことからやれ
この「朝活三か条」を自分に課すことで、朝勉を継続している。