英語学習は損することがない
英語の勉強は、途中の挫折はもったいない。
ある程度、継続的かつ計画的に勉強をこなしていけば、確実にモノになる。
ただし、上達するまでに時間がかかり、即効性がない。
だから、多くの人が志半ばで離れていく。
しかし、数々の勉強の中で、英語ほどレバレッジの効くものはない。
レバレッジとは、「てこの原理」のことで、いったん注いだ努力が、将来、何倍にもなって返ってくることをいう。
苦労をしないで上達することはできない。
ただし、なるべく良い勝利のイメージを持って、勉強を進めていくことが肝要だ。
なぜ、英語スキルがレバレッジがいいのか、私なりに考えてみる。
・あらゆる情報のデフォルト(初期設定)である
・汎用スキルなので職を選ばない
・日本から世界へ立ち位置を替えられる
これらの点が。社会人が学ぶべきものは、「英語」をおすすめする理由である。
1.情報のデフォルトとしての英語
英語ができるとできないとでは、入ってくる情報量がまるで異なる。
英語こそ、あらゆる情報の世界でのデフォルト(初期設定)となっている。
もちろん、日本にいれば、日本語で事足りるかもしれないけれども、ここ数年来、そういうわけにもいかなくってきた。
街を歩けば、外国人の方を多く目にするようになった。
また、聞こえてくるアナウンスやお知らせなども、日本語のあとに英語が流れてくることが多い。
電車に乗っていると、4か国語(日英中韓)がディスプレイに繰り返されることがあるが、中でも、英語が、他の外国語に比べて、幅を利かせているようである。
今や、英語は、世界標準語としての地位は、揺るがない事実となっている。
地球人であれば、英語を学ぶべきだというのは、あながち飛躍的な発想ではない。
今や英語は、「できれば得」から「できなければ損」という次元になっている。
悪いことはいわないので、せめて英語くらいは、できるようになってもらいたい。
2.汎用スキルとしての英語
社会人にとって、英語は、パソコンと共に、必須のスキルである。
ただし、これらはあくまでも道具であって、要するに、英語ができるようになったら、そこから何をするかは、本人次第だということである。
裏を返せば、英語能力とは、つぶしの効くスキルである。
いまの職場が嫌になっても、配置換えになったり、転職したりしても、英語ができるということは、決してマイナスはならないはずだ。
汎用性があるということは、職の可能性が広がるということである。
一度身についた英語力は、メンテナンスを行うことで能力の持続性が可能である。
錆びつくことさえしなければ、あやゆる仕事や場所へ持ち運びに便利なスーパーツールである。
今後、AIの自動翻訳が進むとされているが、そうなると、逆に英語の必要性が増すことになるので、自動翻訳が本当に正しいのか、やはり、最終的には人間の判断が必要になってくる。
自動翻訳の可能性に賭けて、英語を勉強しないという選択は、ちょっと考え直したほうがいいと思われる。
3.英語は国を選ばず
英語ができるようになると、日本にとどまらなくていい。
世界に打って出ることができる。
これだけグローバル化が進むと、もはや日本に留まっていれば、自分の可能性が狭まることになる。
もっとも、新型コロナウィルスが猛威を振るう現状では、おいそれと海外渡航は難しい面がある。
しかし、情報と金と人の流れは、止まらないと思う。
日本語しかできない場合、おのずと日本だけのフレームでしか世の中を見られない。
英語ができることによって、複眼思考が養われてくる。
将来は、日本を出て行かなければならないことになるかもしれない。
地球人として生きていくため、英語は必須の免許証でありパスポートである。
その時、慌てて勉強を始めるより、今から着実に英語に取り組んだほうがいい。
4.最後に……
英語の勉強をおすすめする理由は、
・情報のデフォルトであること
・ポータブルスキルであること
・グローバル社会を生きる必須スキルであること
これらの点で、社会人の勉強のうち、極めてレバレッジが効くスキルといえる。
では、いくら英語が必須な知識だと言っても、どう勉強したらわからない、という人もいると思う。
そのきっかけが、TOEICや英検といった英語の資格試験対策を軸とした勉強である。
TOEICと英検は、関連教材や関係講座もたくさん揃っている。
なにより、自分の英語能力の客観的評価の基準となる。
勉強のペースメーカーとして、ぜひ、資格試験を利用してもらいたい。