私はこうしてTOEIC600点の壁を突破しました
社会人にとって、英語の勉強のペースメーカとしてTOEICは有益である。
そして、初級者が目指すスコアは、600点であることが一応の目安となる。
TOEIC600点ホルダーであれば、一応、職場においても、英語の強味といえる水準ではあるし、語学研修や海外出張、英語を使う部署への配属などが、おおむね600点を超えてからであるとされる。
そして、TOEIC受験者にとっては、「600点の壁」が立ちはだかるのも事実である。
私は、独学で、600点を壁に挑み、そしてなんとかクリアした。
今日は、私の600点突破までの道のりを紹介していきたい。
使用した教材等は以下のとおりである。
・TOEICテスト英単語熟語マスタリー2000(旺文社)
・NHKラジオ入門・実践ビジネス英語
・マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)
・TOEIC公式問題集
では、順を追って勉強法などを解説していく
1.TOEICテスト英単語熟語マスタリー2000(旺文社)
英語の勉強をするには、英単熟語のボキャブラリーを増やすことが先決である。
私は、当時の任天堂DSというポータブルゲームで「マスタリー2000」が収録している、DSーTOEICのゲームソフトを何度も繰り返してやった。
まずは、単語を覚えなければ、勉強の話にならない。
はじめのうちは、英単語を覚えることに時間を割いた方が良い。
幸い、英単語を覚えることは、机に向かわなくてもできる作業である。
つねに、肌身離さず、通勤時間などで発生する細切れ時間やスキマ時間などで活用してもらいたい。
今さら、DSソフトなんて…、と思う方には、
・「TOEIC L&Rテスト 出る順特急 銀のフレーズ」(朝日新聞出版)
がおすすめである。
(金のフレーズのほうが知名度があるが、とりあえず600点を目指すのであれば、姉妹版の銀のフレーズをやり込んだ方が効果的なとレーニンになる。)
2.NHKラジオ入門・実践ビジネス英語
昼休みにやってるNHKラジオの定番英語番組。
平日、再放送、再々放送を含めて、3回放送され、また、土曜日の午前中に、まとめて改めて放送させるという英語学習番組。
毎号テキストを買い、別冊の音声ファイルを購入するか、毎日、録音するか、とにかく繰り返し聴ける仕組みを作ってもらいたい。
本放送が15分なので、毎日、勉強をするための習慣化トレーニングにうってつけ。
「入門編すら大変なに実践編は難しい…」
という人も多いと思うが、ここはがんばって、15分を耐えてもらいたい。
どうしても難しいという方には、同じNHKラジオの「ラジオ英会話」もおすすめ。
ただし、TOEICに則した勉強をしたいのであれば、「ラジオ英会話」よりも「ビジネス英語」にチャレンジしてほしい。
多少、背伸びをして、トレーニングすることも大切であるし、本番のTOEICでは、リスニングについて、各段に聞き取れるようになることが実感できる。
3.・マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)
ボキャブラリーと共に、初級者が外せないのが英文法。
特に、文法は、中学生で学んだ基礎がわかっていないと太刀打ちができない。
マーフィーのケンブリッチ英文法(初級編)では、解説と実践的な問題を同時に学ぶことができる。
私は、当初、同シリーズの中級編から手を付けたものの、時折、内容がサッパリわからず、些細な点でミスがあったので、途中から「初級編」に切り替えたところ、いままでミスを繰り返していた英文法の「基礎の基礎」を修正することができた。
英文法に自信がない人、たとえば、能動態と受動態の違いとか、過去形と完了形の違いがパッと思い浮かべられない人にとっては福音の一冊である。
4.TOEIC公式問題集
最後に。TOEICの教材は「公式問題集」にはじまり「公式問題集」に終わるという。
ぜひ、この問題集を使って、本番さながら、2時間というボリューム感を体験してほしい。
前半のリスニング編と、後半のリーディング編に100問ずつ、計200問。
いかにリスニングで1時間近く、英語のシャワーを浴びるのが大変なことか。
そして、リーディングで、最後の200問までやり遂げるのが困難なことか。
ぜひ、公式問題集で「模擬試験」を体験して、試験慣れをしておこう。
600点が目標なので、めげることはない。
5.まとめ(効果的なTOEIC600点対策)
以上のような教材を使い、TOEIC600点獲得を目指そう。
・英単熟語集を肌身離さずスキマ時間にやる
・平日は、NHKラジオ英語で、英語の勉強を毎日行う習慣をつける
・マーフィー英文法(初級編)で、文法の基礎の基礎を再確認しておく
・休日には、「公式問題集」で摸試に挑戦してみる
これだけやれば、きっと勝利の女神がアナタに微笑むことであろう。
さあ、がんばって行きましょう!