うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

英語学習者は朝型人間になろう

朝を制す者は英語を制す

 社会人として英語を学習する上で一番の悩みは「時間の確保」ではないだろうか。

 平日は、毎日、通勤電車に揺られ、遅くまで働き、くたくたになって帰宅する。

 休日は、妻や子供と過ごす時間が一番、家族サービスをしなくてはいけない。

 英語の勉強が大事なのはわかるけど、一体、いつやればいいのか。

 そんな時間なんて全くないと嘆く前に私がひとつの解決方法を見出した。

 それは、忙しい社会人にとって、唯一のフロンティアは「朝」である。

 朝、早起きして、勉強をしよう。

 

 私も、当初、朝起きるのはめっぽう弱い人間だった。

 通勤時間も長いこともあり、朝の通勤電車に乗るギリギリまで寝ていたい。

 そして休日は、せっかく休みなので、何の邪魔もされたくなく、のんびりと布団の中でいつまでもまどろんでいたい。

 TOEIC受験を目標に、やり直し英語を再開した私も、いかに自分の時間を確保するのか、あれこれと試した。

 そして、ひとつの結論が、「朝型人間になる」ということである。

 発端は、休日の過ごし方。私は、妻子を顧みず、「これからは英語のスキルアップが必須だ」というばかりに、自分の時間に充てていた。

 勉強をすることで、家族サービスを疎遠にする「免罪符」を無意識に持っていた。

 そこで、妻と何度も激しくぶつかった。

 特に妻が言っていたのが、「あなただけ好きなことをやってズルい」であった。

 なんで勉強をやっているのに「ズルい」と言われるのか?

 私も正論を振りかざした。

 ある時、妻の言葉の裏にある「寂しさ」に気づき、自責の念に駆られた。

 なんとかして、妻とぶつかることなく、勉強時間を確保することができないものか?

 そんなことを考えて、ひとつのフロンティアを見出した。それは、休日、妻がまだ寝ていない「朝」に勉強することだ。

 休日の朝は、たいてい妻は7時から8時の間に起きてくる。だから、TOEIC問題集を2時間かけてやるには、逆算して、5時に起きればいいのだ。

 いちど、朝、勉強をやると決めたら、思わぬ効果が現れた。

 それは、休日のみならず、平日においても、5時に起きて、お弁当を作る6時までの1時間、たっぷりと英語学習時間が確保することができる。

 つまり、平日は、朝、がっつりと一時間、レベルに応じたTOEICの基礎学習

(さらに通勤時間などのスキマ時間に勉強に捻出する)

 そして、休日は、朝、問題集をたっぷり2時間、こんなルーチンが身についた。

 そして、不思議なもので、こんな生活を続けていると、朝、勉強がやらないととても気持ちが悪い。総じて、勉強が継続することになる。

 休日も、朝に勉強を仕上げているので、日中はおもいっきり家族と過ごす時間を作れることができる。妻の苦言や苛立ちも減り、まったくもって朝型に変えて、あらゆる事態が好転しはじめた。

 社会人の英語やり直しには、「朝」の時間を利用することをおすすめしたい。