うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

英語は世界共通語

地球語としての英語

 宮沢賢治は、エスペラント語を習っていた。

 彼は、世界中の人が同じ言葉を使えば、争いごとなんてなくなるじゃないかって考えていたのかもしれない。

 ワタシがやり直し英語をやる理由のひとつは、英語は世界共通語だから、これを学んで世界中の人々とコミュニケーションを図りたい、という希望がある。

 残念ながら、エスペラント語は、地球人にとって、地球語とはならなかった。

 けれども、地球語の地位に一番近いといえば、やはり英語ではないだろうか。

 「いやいや、世界で人口が一番多いのは中国語だろう。だから、中国語を学んだほうがいい」

 こう考える人に対しても、もちろんワタシは反対をしない。

 特に、中国人と会話する必要に迫られている日本人なら、英語と言わず、中国語を学ぶべきだという考えはよくわかる。

 けれども、ワタシは、経験上、英語をおすすめしたい。

 日本人と中国人の間で交わす会話は、別に日本語でも中国語でもいい。

 でも、この二人の間に、韓国人が加わったらどうだろうか。

 日中韓、三人で共通の話題をするには、やはり、現状では英語に分があるようだ。

 それが証拠に、日中韓で結ばれた合意文書には、母国語で書かれた文書のほか、英語に翻訳されたものもある。

 このことは、英語が「世界共通語」であることの何よりの証拠である。

 もちろん、ネイティブスピーカーが話す流ちょうな英語や堅苦しい比喩表現、固有のユーモアセンスなどは必要がない。

 グロービッシュや、イングリッシュ・アズ・リンガ・フランカ、と言われるように、我々日本人が世界のビジネスで必要とされるのは、簡潔で分かりやすい、世界共通語としての英語ではないだろうか。

 NHKのBS放送で、ワールドニュースを放送しているが、アメリカのABCニュースや、イギリスのBBCニュースはワタシにとっては、わかりにくい。

 自分の英語力の無さに落胆していると、なぜか最後の方で、放送されるシンガポールのニュースに救われる瞬間がある。これは、なんとなくわかりやすい。

 日本人の中級英語学習者を目指すモデルケースが、シンガポールのニュースの中に、ヒントがあるのかもしれない。

 世界共通語としての英語の勉強をする日本人にとって、息抜きとしておすすめしたいのは、やはり世界中の人に愛されるポピュラー音楽がいい。

 具体的には、ザ・ビートルズジョン・レノンの楽曲である。

 特に、ビートルズの「愛こそはすべて」と、ジョン・レノンの「イマジン」は、どちらもメッセージが普遍的で、テーマが「愛と平和」なのだがら、世界中の人たちと意思疎通を図りたいとする英語学習者にとってはうってつけである。

 英語を学ぶことによって、世界中の人たちとの意思疎通ができて、地球上から争いごとがなくなれば、どんなに幸せなことだろう。