うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

TOEIC対策✖英字新聞

英字新聞はTOEIC対策に有益か?

 社会人のやり直し英語学者にとって、英字新聞の利用は効果があるのか。

 特に、TOEICのスコアアップを至上命令とする者について、英字新聞を学習に取り入れることについては、賛否があるようだ。

 結論から言えば、私は、(日本の新聞社が発行する)英字新聞であれば、十分に有益であると考えている。

 TOEIC対策に、英字新聞がムダだと主張する方の意見は、次に集約される。

 ・英字新聞をやる時間があれば、TOEIC対策に時間を当てよ

 ・英字新聞を読んでも、直接、TOEIC試験には関係無い

 ・英字新聞は読むのが難しいので、TOEIC受験者にとっては難解

 以上の三つのポイントにまとめることができる。

 今回は、こうした、「英字新聞はTOEICの勉強には意味がない」とする意見に、自分の考えを述べていきたいと思う。

 まず、英字新聞は時間のムダであることについて。

 英字新聞を読む時間があるのなら、そうした英語向上心を、TOEICの問題集や英単語、英文法に費やした方がいいという意見がある。

 もちろん具体的なTOEIC対策は大事である。

 けれども、どうしてTOEICスコアを上げたいかといえば、英語ができるようになれば、英字新聞もすらすらと辞書なしで読めるようになるから、そうした目標があっての、TOEIC勉強ではないのだろうか。

 英字新聞は、TOEIC勉強とは別物ではなく、むしろ相乗効果があると思う。

 社会人は、時間が有限である。

 具体的なTOEIC対策に当てる時間が必要ではあるが、日々のニュースに触れることで、見識を広めることも大事である。

 (また、ニュースが好きな社会人も多いはず)

 英字新聞であれば、毎日のニュースに触れることができ、かつ、英語学習にも効果的なので一石二鳥であり、むしろ、時間の効率化が図られる。

 だらだらとテレビの報道番組を見たり、日本語の新聞を読んだりしてから、TOEICの勉強に取り組むのではなく、英字新聞を読めば、同時にニュースの深堀りとTOEICの対策のタスクがこなせて、結果的に時間の節約になる。

 次に、英字新聞は、直接TOEIC問題と関係ない、(だから、英字新聞を読むべきではない)という意見に関して。

 そもそも、TOEICテストのPART7(読解問題)には、英字新聞の体をなす問題が多く出題されている。

 だからこそ、普段から英字新聞を読むことに慣れておけば、試験本番で、こうした問題にも対処できる。

 最後に、英字新聞は読むのが難しいことについて。

 これは、日本の新聞社が発行している英字新聞をセレクトしていれば、問題がない。概して、海外の新聞は、英語を母国語とする人向けの表現が多用されており、日本人の中級レベルの学習者がこれを対峙するのは難しい。

 対して、ジャパン・ニュースやジャパン・タイムズなど、日本の新聞社による英字新聞は、TOEICでも使われるような、「世界共通語としての英語」によって、わかりやすく書かれているのである。

 また、紙面も、日本に特化したニュースや話題が豊富であるので、ある程度、報道の背景を知っているので、読んでいて(海外の新聞に比べて)やさしいと感じるのも事実である。

 以上のことから私は、TOEIC対策に英字新聞を利用をおススメしたい。