鬼嫁の傍らで英語の勉強を勤しむには…
社会人のやり直し英語の勉強にとって、家族の理解こそ、必要不可欠である。
しかし、これがなかなか難しい。
英語の勉強、とりわけTOEICのスコアアップには、毎日、勉強時間を確保して継続することが不可欠である。
平日には、早起きして、一日1時間。休日には、最低でも2時間、できれば3時間は、勉強時間が欲しいところである。
平日には、一日一課でやりきる教材、休日には、TOEICの摸試と答え合わせの時間をやりたいいところ。
しかし、アナタが家族を持っているならば、特に、奥さんとの関係は、大事にしておいたほうがいい。
一応、私の英語勉強に理解のある方の私のカミさんですら、たまに、勉強ばかりして家庭を顧みないとして「大爆発」を起こすことがある。
そうならないために、三つのポイントを述べておく。
・正論を振りかざさない
・時間、場所をかぶらない
・感謝の気持ちを忘れない
まずは、「正論を振りかざさない」ことについて。
私を含めて、とかく勘違いしやすいのは、英語の勉強は、お酒やギャンブルなどと違って、「高尚な趣味」とか、「仕事の一環」であると気持ちを持っている方は要注意である。
妻の立場になってみれば、酒もギャンブルも英語の勉強も一緒である。
常に妻の不満は、「アナタばかり好きなことをやってズルい」これに尽きる。
つい、こちらもカチンときて、「TOEICの成績が上がれば、会社で一目置かれて、収入だってアップするんだ。だから家族のために頑張っているんだ、俺は」なんてことは、口が裂けても言ってはいけない。
妻は、それは承知しているのだ。だからこそ、日々の英語の勉強に理解がある。
しかし、人間だから、つい、臨界点に達して、怒りの矛先が、アナタの英語の勉強に向かうことになる。
決して、「家族のために頑張っている」なんてことは、(気持ちはわかるけれども)
口に出してはいけない。
正論を振りかざすことで、ますます妻の怒りが倍加させてしまうので。
つぎに、「時間、番所をかぶらない」ことについて。
やはり、妻が、洗濯物を畳んだり、料理の準備をしている傍らで、アナタは、英語の勉強なんてできますか。
私が、早朝に英語の勉強を勧めているのは、朝、早い時間では、妻がまだ寝ているからである。やはり、妻のいる前で、これ見よがしに英語の勉強をしていると、
「アナタばっかり好きなことをやってズルい」
という感覚を持たせてしまうので、これを避ける狙いがいある。
また、自宅で勉強するから妻に小言を云われるので、これを避けるために、近くの喫茶店や図書館で勉強する、ということも考えられる。
だか、個人的には、自宅では妻に怒られるので、喫茶店や図書館で勉強をすることは、おすすめしない。
なぜなら、今は、携帯電話があり、妻からの電話が入るのである。
喫茶店や図書館で、勉強でもしようものなら、やはり、
「アナタばっかり好きなことやってズルい」
と言われて、こっぴどく叱られること間違いないからである。
そして、最後に、「感謝の気持ちを忘れない」ということ。
勉強をしている自分が凄いとか偉いとか決して思わないこと。
妻に、「勉強させてもらっている」という気持ちを忘れないようにしよう。
妻のやりたいことに耳を傾けて、できる限り協力してあげよう。
そして、勉強の成果で目標の資格やスコアの獲得ができたら、
「家族みんなのおかげだから、美味しいものでも食べに行こう」
と誘ってみよう。
そして、妻にこう言ってみよう。
「こうして英語の勉強ができるのは君のおかげだよ」