英語の勉強に不可欠な「サンマ」とは一体何か?
NHK実践ビジネス英語の講師でもおなじみの杉田敏氏は、英語学習の秘訣について、サンマ(三間)が必要だと力説していた。
サンマとは、時間・空間・仲間の「間」をまとめたこと。
私もまったくその通りでだと思う。
自分の経験から、英語学習に必要な「サンマ」を具体的に解説していこう。
まずは、「時間」について。
時間を制するものは、勉強を制するといっても過言ではない。
どんなに個人の能力の差があったとしても、「時間」だけは、1日24時間、まったくもって、平等に割り振られる。
あとは、どうにかして、勉強の時間を捻出するかである。
平日なら、早朝がおすすめ。朝は、たいてい寝ているので、アナタの勉強の邪魔をする「時間泥棒」がいないはずである。
次に「空間」について。
勉強する場所については、集中する勉強空間と、細切れ時間の勉強空間とを分けたほうがいいと思う。
集中する空間には、やはり自宅がベストである。同居する家族との物理的な距離を保つためにも、やはり、家族が寝ている「早朝」に勉強するのがおすすめ。
細切れ時間は、通勤時間の電車の中や会社での休憩時間・休み時間などを取ることにしよう。
また、休日などでは、図書館などを利用するのも良い。
個人的には、早朝からやっている、ファーストフード、カフェ、ファミレスなども利用してみよう。
静かに時間が流れ、落ち着いた空間に身を置くことができる。
「時間」のみならず、「空間」に至っても、「朝の利用」がキーポイントとなる。
これを機に、「朝型人間」に切り替えてみよう。
最後に「仲間」について。
勉強を共に戦う「仲間」をぜひとも見つけてみよう。
社会人であれば、同僚や同期を探してみよう。
黙っていても、何も変わらないから、英語を使う職場などで働いている関係者に、声をかけてみよう。
もちろん、アナタがそういう部署に希望をしてみるのが一番良い方法だ。
さらに、職場では難しいということであれば、カルチャーセンターの語学教室、大学の公開講座の英語授業、地元の語学ボランティアなどに参加して、英語の友達をみつけてみよう。
そして、今のご時世、忘れてならないのが、「インターネット」の利用すること。
スマホひとつがあれば、あなたの勉強したことをSNSやブログで発信していけば、きっと、「共鳴」してくれる人が見つかるはずである。
そういうわけで、英語の上達には、空間・時間・仲間の「サンマ」が必須である。