英語学習にTOEICを利用してみること
「英語をできるようになりたいので、秘訣を教えてもらいたい」
そんな質問を受けることがある。
答えは簡単である。
それは、まずは、TOEIC試験を受けてみること。
そして、自分のスコアを客観的に知り、次に、身の丈にあった教材などで、TOEICのスコアアップを図ることをおススメしている。
そういうと、多くの人は、こう答える。
「いやいや、自分はTOEIC受験なんて、まだまだです。きちんと勉強をしてから、TOEICを受けてみたいんです」と。
しかし、大半は、TOEICを受けることなく、勉強を挫折してしまう。
英語を上達するためには、せっかくTOEICという手段があるのだから、これを利用しなければもったない。
TOEIC勉強法については、
「スコアに一喜一憂しない」
「点数にこだわらない」
こんなことが、言われることがあるが、私は、むしろ反対のスタンスである。
せっかくTOEICを受けるなら、ゲーム感覚で、点数にこだわってみよう。
私は、30歳台でTOEICのスコアは400点台だった。
それまでは、TOEIC対策をすることなく、やれ洋楽カラオケだの英字新聞だのといって、我流で英語に触れあっているものだと、勘違いしていた。
40歳のとき、やはり、英語の上達をするためには、きちんとした客観的な能力の裏付けが必要だと感じて、まずは、TOEIC600点突破を目指して、そこから、NHKビジネス英語や、TOEIC公式問題集、ニンテンドーDSのTOEICトレーニングなどを軸に、英語の勉強を、TOEIC対策に切り替えてみた。
その結果、スコアは595点、目標としていた600点にあと5点及ばず。
このまま終われるか、との思いで、TOEIC対策に力を入れた。しかし、585点、595点と、600点の壁が立ちはだかった。
やっと600点を突破したとき、これでTOEICを卒業できると思ったわけでない。
次のステージ、今度は730点突破に向けて、闘志がメラメラと湧いてきた。
50歳までに730点突破を想定していたが、48歳と11カ月で750点を獲得。
私の体験から言えば、700点を超えたあたりから、英字新聞や英文書類を読むとき、いちいち辞書を使わなくても、大意を理解することができるようになる。
このことは、本当に労力と時間を効率化できる最大のメリットである。
あと、TOEIC700点を超えると、英語にかかわる仕事先に配属する目安になり、職場の周りからも、英語絡みのことで、頼られたりすることもあり、こうした点は、英語ができるようになるなど、自分にとっての付加価値が生まれることを痛感できる。
まだまだTOEIC750点では、ひよっこである。上を見たらきりがない。
こんな私も、早く800点を超えて、55歳までに860点、そして、60歳までに900点突破を夢見ている。
英語を上達したいと考えている人にとっては、とことんTOEICスコアにこだわってみてはいかがだろうか。