うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

中高年の英語勉強は格好のブログネタ?

 勉強を始めることに遅いということはない

 中高年の英語学習に対して辛口なコメントを耳にする。

 「今更、英語を勉強したところで、転職に有利なんてありゃしない」

 「もう若くないんだし、今更、TOEICスコアを上げても遅いよ」

 ということがある。

 その中で、私は、次のセリフに心にひっかかりを持った。

 「今さらTOEICをがんばったところで、せいぜいブログのネタにしかならない」

 いいじゃないか。

 ブログのネタがあるなんて、素敵な生き方である。

 ある程度、年を重ねると、平凡な毎日を過ごす。

 ブログのネタなんて、そう見つかるもんじゃない。

 英語を勉強すれば、その成果やノウハウを「ブログのネタ」にできるのだから。

 思えば、英語の勉強、とくに独学や通信講座に重きを置いている学習者にとっては、「孤独との闘い」がある。

 しかし、SNSやブログという発信ツールを使うことによって、少しでも「孤独感」が解消されるとうことに、遅まきながら気づいたのである。

 一体、自分は何のために、英語の勉強をしているのか?

 もちろん、出世をしたい、収入を上げたい、海外旅行で困らないようにしたい、

 ひとそれぞれの動機があっていいし、何も、ひとつでなくてもよい。

 このごろ、ブログを書いて思うようになったのは、

 「ブログのネタづくり」も、立派な英語学習の動機づけだということに。

 自分の見識や体験を発信することによって、誰かの役に立てば、こんなに嬉しいことはない。

 英語の勉強のノウハウを誰かと共有したいし、有益な情報が欲しい。

 そして、自分の得たものを、今度は誰かの役にもらいたい。

 もちろん、いいことばかりではない。

 辛いこと、不平不満をSNSやブログに心情を吐くこともある。

 けれども、英語を学習することが本来の目的であっても、その過程をブログで発信するというのは、有効的な副産物ではないだろうか。

 もちろん、英語の勉強というのは、それ自身は、手段でしかない。

 要するに、英語の勉強をして、英語ができるようになったら、具体的に何がしたいのか、千差万別である。

 英語スキルは、パソコンのスキルと一緒であって、それ自身が目的ではない。

 しかし、汎用性が高く、コストパフォーマンスが良い(と思う)ので、夢が広がるのも事実である。

 実際、私は、TOEICのスコアが730点を超えたあたりから、仕事でも趣味でも、好循環が生まれてきていることを実感している。

 5年前くらいから、コツコツと始めた英語の勉強が、50歳になって、ボディーブローのように、じわじわと自己肯定感が浸透してきた。

 そして、コロナ禍の時代を迎えた。

 終身雇用が崩壊し、会社人間も、どこでも通用できる付加価値が必要とされている。

 英語ができるに越したことがない。

 英語ができれば、別の領域、たとえば、文章力とか企画力とか営業力とか、そうしたビジネススキルとの掛け算が生まれ、他者やAIでは代替できない、アナタ自身の強味を活かすことができる。

 英語が出来て、ブログも書ける。そんな強味は、素晴らしいじゃないかと思う。

 最後にもう一度、繰り返す。

 「中高年が英語を勉強したところで、ぜいぜいブログのネタくらいしかならない」

 そう思っている人は、こう考えてみてはどうだろう。

 「中高年が英語を勉強したので、格好のブログのネタを手に入れることができる」