うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

どうして英語の勉強をするの?

 英語を学ぶことで恩返しがしたい

 「どうして英語の勉強を続けていらっしゃるんですか?」

 人事のやり繰りの一環として、短期間、若手社員が配属された。

 私にいる部署は、英語を使う職場である。

 そんな中で、先日、冒頭セリフの質問を受けた。

 「どうして英語の勉強を続けいるのか?」

 恥ずかしながら、そんなことを意識したことはなかった。

 返答に窮する命題に、とりあえず、「恩返し」というエピソードを披露した。

 1.英語の勉強で恩返しとは?

 英語の勉強を続けている理由に、組織や同僚への「恩返し」というものがある。

 私は、「英語ができそうな人」と見られていた。

 たしかにそうだろう。

 二次会のカラオケでは、ビートルズが定番だったし、気取って(読めもしない)英字新聞を手にしていたのだから。

 いまでいうところの「フェイクの英語力」である。

 しかし、そうはいっても、私に英語能力が無いことは、見る人が見ればすぐにわかるのだが、そうでない人たちもいた。

 そんな方は、藁をもすがる思いで、私に頼ってきたことが何度かあった。

 ある時、こうした期待に応えられるような人間になりたいと思った。

 どうすれば、期待に応えられる人間になれるのか?

 そう考えると結論は、ただひとつ。

 自分が「英語ができる人間になればいいじゃないか」ということである。

 そこで、具体的な戦略として、英検やTOEICといった資格試験を目指すことで、自分の英語力の基礎を固めることを決意した。

 2.英語の”お助けマン”になりたい

 職場にはいろんな人がいる。

 パソコンのエクセル関数に強い人、

 コピーの紙詰まりやトナー交換に手際がいい人、

 古新聞を束ねて縛ることが得意な人、

 不器用な自分は、ちょっとした技で、いろんな人に助けてもらっている。

 自分も、助けてもらうばかりではなく、助けたいと思った。

 そして、自分には「英語」に関しての頼られることが多くあった。

 外国人相手の英語によるプレゼン、

 不意に現れた外国人への対応、 

 英文で書かれて記事や書類の翻訳、

 ああ、ひとつでもいいから、職場でのちょっとした「強味」を持つことが、お世話になった方々への「恩返し」になる。

 そのためには、いつまでも「フェイクな英語使い」では困る。

 ウソからでたマコトではないが、「英語ができそうな人」から「英語ができる人」になりたいと強く思っている。

 3.武器は磨き続けよう

 長く英語の勉強を継続していくと、だんだんと英語が自分の長所になってくる。

 大切なことは、一定のレベルに満足することなく、常に上を目指すことである。

 向上心を持たなくては、せっかく身に付いた英語力は錆びついてしまう。

 英語はいくつになっても「武器」になる。

 私も当初は、フェイク英語力からの脱却として、英検2級、TOEIC600点突破が目標であった。

 その後、これらの目標を達成すると、今度は、TOEIC730点、TOEIC860点と徐々に目標を挙げている。

 そうすることで、常に英語を勉強することが習慣化される。

 英語ができるようになって、周りから信頼される。

 その信頼にこたえるべく、ますます向上心を高める。

 英語を勉強することで、多くの人に恩返しがしたい。 

 それが私の偽りならぬ気持ちであり、勉強を継続している理由である。