うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

アルクTOEIC L&R TEST完全攻略コースのメリットとデメリット

700点・800点・900点コースを修了したリピーターの雑感

 TOEICテストに効く通信教材のひとつにアルクの完全攻略コースがある。 

 高額教材のゆえ、本当のところはどうなのか、知りたい人も多いであろう。

 そこで、今回は、700点、800点、900点コースにチャレンジした私が、率直な所感をまとめておこう。

 1.最大のメリットは勉強の習慣化が付く

 アルクの完全攻略コースは、一応、「1日1課」のやり切りベースである。

 しかも、1日1時間が週で5日。

 だから私は、勉強の基軸をアルク通信講座に代えてから、朝の一時間を勉強時間として確保した。

 やれない日は週末で挽回できるカリキュラムになっているものの、朝活、朝勉をルーティン化した私は、特に、学習遅れをお休みの日に帳尻りを合わせるようなことはなかった。

 つまり、アルクの教材によって毎日の勉強の習慣化が身に付いた。

 これが最大のメリットである。

 テキストも、教材で学ぶTOEIC英語とテストのメリハリがあり、毎日の勉強に飽きがこない。

 勉強を、休日などにまとめてガツガツとやる人には不向きであるが、1日1時間程度の時間を死守して、毎日コツコツと勉強できる人に向いている。

 いや、TOEICで結果を出すためには、毎日の地道な勉強の継続が必要である。

 その意味でも、毎日の勉強が習慣化できるアルク教材の仕組みがありがたい。

 2,018年5月に700点コースを申し込み、その年の11月には、TOEIC750点を獲得。

 これもひとえにこの教材のおかげである。

 ただし、それ以降、コースのレベルを上げていても、TOEICスコアに直結できていない。相変わらず700点台前半をウロチョロしている結果に沈んでいる。

 但し、極端なスコアダウンはしていない。

 だから、800点、900点コースを続けていれば、学習の継続化が図れるので良いと思われる。

 アルクTOEIC完全攻略コースは、100点刻みに細かい設定がされている。

 だから、まずは、本番試験などで自分のTOEICスコアを知り、身の丈にあったレベルのコースからはじめることをおススメしたい。

 2.デメリットは、アルクの冷たい印象?

 次にデメリットである。

 これは、かなり個人的な見解になるが参考意見を述べておく。

 アルク教材には「学習相談」というシステムがある。

 テキストや学習をすすめる上で、疑問に思うことを専用メールで質問することになるのだが、この返答コメントが、いささか冷たい印象を受けるのである。

 たとえば、私が質問したのは、テストの問題についてである。

 4択のうち、2つの選択肢が、どちらも解答の可能性があるのでは?

 という質問に関しては、

 「テストの解答は教えられません」

 というコメントが返信されてきた。

 私は、答えを求めているのではなく、その問題に際して、いかに解答を導くか、その思考プロセスが聞きたかったのである。

 他の学習相談の返信コメントも、事務的な内容に終始している。

 なんというか、そこに愛は感じられないのである。

 また、900点コースでは、明らかにTOEICリスニングテストとは無縁な、中国系イントネーションによる聞き取りカリキュラムがあった。

 TOEICのスコアを上げたくて、ワラをもすがる思いで、高額商品を買った身としては、「TOEIC900点を余裕で突破するための必要な英語の総合力を養う」という宣伝も苦がいささか誇大広告気味のきらいがある。

 3.アルク教材リピーターとして(まとめ)

 メリットとデメリットを比較した場合、やはり私はアルク教材をおすすめしたい。

 700点コースを修了して、本番の試験でも750点を達成した。

 これこそが、アルク教材のおかげである。

 五カ月間の800点コース、六カ月間の900点コースと、レベルを上げている。

 こうして、アルクのサイクルに与した私としては、何分、アルク教材が、信頼に足りる教材であった自身の体験に起因している。

 アルク教材に納得しているからこそ、リピーターになっている。

 ブログ界隈では、スタサプ派が多数散見される。

 私は、スタサプをやったことがないので、アルク通信講座とどちらが優れているのか、コメントをする立場にはない。

 ただし、怠け者の私でも最後まで続けられたのがアルク通信講座である。

 TOEICスコアにこだわりたい人には、おススメの教材である。