手っ取り早く推定TOEICスコアを算出してくれる!
以前から気にはなっていた。
リント社の「TOEIC Testプラスマガジン」
隔月で発行するTOEICテスト受験及び英語学習専門誌。
いつも手にとってパラパラと見ていたが、TOEIC特化ブログやSNSで、あまりこの雑誌に言及されている人がいない。
けれども、隔月とはいえ、コンスタントに発行されているので、それなりに需要があるはずだ。
今回、私は、2021年3月号を購入、同誌の特典ユーザー登録をして、本番TOEICさながらの模擬問題200問に挑戦した。
本番さながら2時間きっかり、そして推定TOEICスコアが795点。
公式スコアではないものの、いよいよ夢の800点が見えてきた。
1.推定TOEICスコアの魅力
今回、同誌に手が伸びたのは、公式問題集7を4回ほどやって、ほとんど正解を覚えてしまっているので、何か、別の媒体で摸試をしたいと思ったから。
「とっくん」という得点プログラムに登録すると、音声をダウンロードして、この雑誌に掲載している演習問題にチャレンジすることができる。
そして、解答を入力すると、自動採点プログラムが作動し、瞬時に「推定スコア」が算出されるのである。
この機能は、ものすごく魅力的である。
実際、公式問題集では、掲載されている「参考スコアの換算表」は、レンジの幅が広くて、スコアにこだわるゲーム感覚がない。
なにもスコア換算の精度を保証してくれなくてもいいから、バシッと5点刻みの「賞味スコア換算値」を出してもらいたいところである。
2.TOEICテストに踏み切れない人に…
「TOEIC Test プラスマガジン」は、TOEICに興味があるものの、いきなり本番試験を受けることに抵抗がある人におすすめである。
TOEICテストが、1回6,000円近くするので、かなり懐が痛い。
でも、TOEICの勉強をする上で、今、自分がどのくらいのスコアなのかを知ることが大切である。
数値化された客観的スコアを基にして、今後の勉強の戦略を練る必要がある。
なにしろこの雑誌なら一冊1,599円。
メインとなる摸試以外にもビビットなTOEIC情報、TOEICトレーニングに根差した特集記事なども掲載、TOEICに特化した本邦唯一の雑誌と言っていいい。
さっと摸試をやってみたところ、出題内容も適度のいまの時代を反映している要素もあり、これは、本番のTOEIC試験にも言えることなので、公式問題集をやりつぶしたTOEICのヘビーユーザーにも、有益な雑誌といえる。
3.あえてデメリットは?
個人的にはベタボメの感がある「プラスマガジン」
やや気になるネガティブな面も感じたので紹介しておく。
まずは、アプリがないということである。
いやいや特典アプリがあるじゃないか、と思うかもしれない。
私がいうアプリとは、スマホやタブレットでアイコンが出ているヤツである。
ちなみにアルクの場合は、「アルコ」というアプリ表示がある。
毎回、QRコードに読み取り、パスワードを入れて展開しなればならない。
これが何気に面倒な作業である。
あと、もうひとつ。
正解一覧表がないことである。
自己採点するとき、「正解と解説」を順に追っていかないといけない。
もちろん正解と解説はありがたいのだが、公式問題集にある「正解一覧」がないので、復習の際、自己採点がちょっと面倒である。
4.最後に(TOEIC初心者から中上級者まで活用できる!)
とはいえ、
・本番同様の模擬問題収録
・特典で推定スコアを瞬時に算出
ということで、TOEICerのはしくれの私は、この雑誌をおススメしたい。
もっと早くに出合っていれば良かった…