うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

TOEIC受験の旅

  今回の試験会場は専門学校

 来る2月29日、第262回TOEIC L&Rテストの受験会場が決定した。

 今回の会場は、専門学校であった。

 いままでは、ほとんど大学校舎であった。

 ただし、コロナ禍の影響で、前回はホテルでの受験になった。

 専門学校ということは、これも初めての経験である。

 かれこれ20回近くTOEICを受験したことがある。

 リピート会場もあれば、一度きりの場所もあった。

 シニア世代のTOEICの楽しみのひとつには、多様な試験会場にある。

 受験地に合わせて、食事や神社仏閣など、試験終了後は楽しんでいる。

 若い受験生に交じって、ひとつの目的を持って、受験をするというのは、晴れ晴れしいことである。

 最近では、TOEIC会場に向かう緊張感がなんとも言えない。

 電車でTOEIC問題集や参考書を開いている人に親近感を覚える。

 そして、最寄駅に到着。

 込み合う人の列に交じって、会場へ向かう。

 コンサートやスポーツ観戦に行くときの高揚感と何ら変わらない。

 ほとんど無言の人の列、そして、世代を超えた受験生への連帯感。

 私にとって、TOEICとは「祭典」である。

 ところで、コロナの影響で抽選になり、受験ができないことがあった。

 すでに関東の試験会場は定員いっぱいで締め切り、もう北海道や九州しか、受験を申し込めない事態となった。

 まさか、TOEICの受験のために、関東に住んでいる私が、試験のためだけに北海道や九州に行くのはどうだろうかと考える。

 でも逆に考えれば、受験地が北海道から沖縄まで、全国津々浦々に展開しているTOEICならでは、北から南まで、受験地を縦断してみるのもいいかもしれない。

 ただし時間とお金の余裕が生まれてからである。

 隣国の韓国に受験に行った強者もいると聞く。

 これは、TOEICをテーマとした、立派な旅である。

 中高年の方には、あえて地方に受験するという「TOEICの旅」というのはいかがだろうか。

 これであれば、高得点でなくても、達成感があるのではないだろうか。

 ご当地のグルメ、観光スポット、そして、TOIEC受験。

 受験会場は、自分の力ではどうしようもない。

 TOEICの協会の方に指定してもらった会場へ向かう。

 TOEIC受験を基軸として、周辺の観光プランを立ててみるのも一興である。

 公開テストの受験地での全国制覇という人は、聞いたことが無い。

 TOEIC受験に関しては、「アウェイの旅」という発想がなかった。

 将来、自分の時間に余裕ができたら、ぜひ挑戦してみたい。