妻の理解があってこそのTOEIC試験
社会人のやり直しTOEICについて、家族の理解を得ることが大切である。
所帯持ち、子育て世代のパパが、趣味でTOEICをやることについて、とかく奥様の理解が何よりも大切である。
私ごとで恐縮であるが、いかにTOEICスコアを上げることよりも、まず、どうしたら次のテストでカミさんを味方につけるかばかりを考えている。
1.「家族のために…」は禁句
そもそも休日に勉強(TOEIC受験)をすることに、なんで家族に気を使わなきゃいけないのかと思うのが本音であろう。
私も、40歳前半で、TOEICテストを主軸に据えた「やり直し英語」を始めたとき、家族のためという大義を持ち出した。
英語ができるようになれば、出世もできるし、収入もアップする、ひいては、私のTOEICスコアがあがることによって、家族が幸せになる、だから、TOEICを受けさせてくれ、というように
しかし、カミさん曰く、「家族のため」という言い訳がカチンとくるらしい。
なぜウチの家内が、私のTOEIC受験に理解を示してくれないのか。
つきつめるところ、(産業医カウンセラーに相談したところ・・・ )
奥さんは寂しいのではないか、ということである。
そして、「アナタばかり好きなことをやってズルい」という真相があるようだ。
2.「褒められた趣味」が鼻につく
家族のためという「言い訳」を論破された私。
次の作戦は、英語は、「ほめられた趣味」というアプローチをとった。
別に風俗やギャンブルにハマっているわけではない。
休日に英語の資格試験を受けるくらい、いいことではないか?と。
まあ、人の趣味にとやかく言える筋合いでないし、趣味の世界に貴賎は無い。
けれども、世のオジサン世代は「酒」「ギャンブル」「風俗」に手を染めていることが多い中、「英語(TOEIC)」くらい、許してくれないのかな、というスタンスを主張した。
ここでも、妻の寂しさやに寄り添うことができない。
いつぞやは、一緒にTOEICを受けようと誘ったこともある。
妻は、何がやりたいのか?一緒に共感できることはないだろうか。
妻は、美味しいものを食べて、好きなところに旅行がしたい、という。
そして、「あなたばかり好きなことをやってズルい」とは、TOEIC試験日には、子供の世話を結局、妻に押し付けてしまうことにある。
だから、無用なトラブルを避けるためには、試験日以外は、家族サービスに勤しむことが大事である。
3.TOEIC当日の振る舞い
最近の私は、妻に、自分はTOEIC中毒者であると告げている。
TOIECを受けて、その体験をブログやツイッターに発信することが生きがいであり、楽しくてしょうがない、というスタンスに取るようにしている。
妻は、案の定、呆れているが、それでも「家族のために」とか「高尚な趣味だから」というよりは、なんとなくだけれども、心を許してくれているようだ。
TOEICは脳トレであり、自分にとってのロールプレイゲームである。
こう告白するようになって、それまでのTOEICをめぐる確執が収まった。
けれども、やはり試験の前日や当日などは、私がピリピリしてしまい、その感情が妻に微妙な影を落とす。
妻は妻で、私の試験に対する緊張を感じているである。
だからこそ、妻が、TOEICに協力的になったからといって調子に乗ってはいけない。
試験が終わってからも、やれツイッターで発信だの情報収集だの、挙句の果てには、動画による「TOEIC所感」や「反省会」などのコンテンツを見続けることによって、妻の怒りが頂点に達してしまった。
4.反省(妻の協力あってのTOEIC)
今回の試験も、最後の最後に来て、妻の怒りを抑えることができなかった。
TOEIC中毒である自分を反省し、とりあえず次の試験は、半年後(11月)というインターバルを置こうと思っている。
「俺様はTOEICを挑戦しているエライ奴」という態度になってはいけない。
むしろ、今回も無事にTOEIC試験を受けることができたのも、ひとえに妻の協力あってのことであり、感謝の気持ちを忘れないようにしたい。
「アナタばかり好きなことをやってズルい」
TOEICにのめり込むのも、ほどほどにしなければいけないな…。