うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

TOEICスコアが50点ダウンした日、国際会議のオブザーバーに参加して考えたこと

 社内通訳員になりたい!

 5月に受験したTOEICスコアが通知された。

 結果は、705点。前回の2月が755点なので50点ダウン。

 さすがにへこんでしまった。

 手応えは感じなかったものの、終わった直後の感想は「今回は、夢の800点に届くかな」と感じていただけに、自分の認識の甘さを痛感している。

 1.スコアダウンの原因

 思い当たる節がある。TOEICスコアに対するこだわりが以前よりも希薄になっていることだ。以前は、50歳までに、なにがなんでも730点を超えるぞ!と、意気盛んだった。「TOEICファースト」と心に決め、あらゆることにTOEIC対策を優先してきた。

 最近は、スコアアップにこだわる執念がない。

 そもそも、730点という目標をいったんクリアしたこともあるけれども、次なる目標の800点に対して、貪欲さが足りないとある。

 5月の試験当日も、特に、テストが始まる前に単語帳や参考書を読んで「最後の悪あがき」をするのをやめることにした。もちろん、こうした判断が、スコアダウンの影響に直接あったとはいえない。けれども、スコアに対する「最後のひとがんばり」がかけていたのかもしれない。

 800点をとれば、通訳者や翻訳者、英語コーチングなど夢が広がるのはわかっている。けれども、どれもこれも漠然とした夢なので、次からは、もっと夢を具体化させたほうがいいと考えている。

 2.国際WEB会議に参加

 5月のTOEIC結果の日、象徴的な出来事があった。

 この日、本社で行われた国際WEB会議のオブザーバーに参加したのである。

 もちろん英語で行われた会議、この手のイベントに参加するのは、本当に久しぶりだった。TOEICスコアダウンに残念がっている暇はなかった。

 韓国人のホストでアジア圏の人たちがリモート参加、こういう国際会議では、やはり英語ができるといいなぁと、回線モニターを見ながら、何度も思った。

 TOEICのスコアがどうの、というわけじゃない。

 やはり国際会議の場で、堂々と意見を言って、理解して、共感を呼ぶためにも、もっと英語と関わりを増やしたいと思った。

 幸いにも、今回の会議の設営する日本側のスタッフ事務局さん(女性)と知り合いになった。彼女は、「自分は英語が得意ではないのに、なんでこんな役職に抜擢されたのか人事を恨んでいる」と言っていた。

 けれども、彼女の仕事ぶりをみていると、「英語ができない」というのは謙遜であって、やはり、堂々と会議で海外スタッフと渡り合える姿をみているとカッコイイと思う。

 彼女は会社が認定する「社内通訳員」のひとりだったのだ。

 「社内通訳員?」そんな役職があるなんて、ほとんど忘れていた。

 そうなのだ。そもそも私が今の仕事をしながら英語を始めたのは、円滑に本業をこなすことではなかったのか?それがいつの間にか、TOEICのスコアアップそのものに目的がすり替わってしまった。

 3.まとめ(本業で叶える夢)

 私の将来の夢は、英語にかかわる仕事で収入を得ること。

 具体的には、翻訳家、通訳家、コーチングになること。

 でも、本業を続けながら「社内通訳員」という立場になれば、定年を待たなくても、夢の実現がなるのではないか?

 だから私は、TOEICスコアが50点を下がった日に、奇しくも「社内通訳員」になることを決意した。

 噂によれば、社内通訳員のオファーが来るのは、TOEIC860点以上だという。

 やれやれ、やはり、ここでもTOEICか…。

 社内通訳員になるためには、TOEICのトレーニングが必要ということである。

 結局、TOEICからは逃れられない。