うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

日商ビジネス英語検定とは

TOEICに飽きたら目先を変えて

 社会人のやり直し英語にとっては毎日の継続が大切である。

 やみくもにやるより、TOEIC試験のスコアアップにこだわろう。

 けれども、人間だから、毎日の勉強が嫌になることもある。

 そんなときは、TOEICから別の英語試験に「浮気」してみよう。

 1.英検は息抜きになるか?

 よくTOEICと共に比較させるのが「英検」である。

 TOEICのトレーニングに行き詰まりを感じたら、目先を変えて、英検対策を行うことも一計である。 

 だたし、TOEICはスコア、英検は合否判定によって、結局は、英語の全般知識を問うテストなので、社会人としては、TOEICの勉強に飽きたからといって、英検に切り替えたところで、頭の中がリフレッシュされるかといわれれば、怪しいところである。

 正直にいえば、TOEICと英検は似ているので、TOEICに飽きたから英検の勉強に切り替えたところで、効果のほどは甚だ疑問である。

 なぜTOEIC勉強が辛いと感じるのか?

 それは、TOEICがビジネスシーンに直結しているとはいえ、効果が見えにくいからである。

 2.日商英検を推す理由

 アナタが社会人であれば、TOEIC対策の延長としての英語資格として、

 「日商ビジネス英語検定」(日商英検)

 を、おすすめしたい。

 主催者は、簿記でおなじみの日本商工会議所である。

 いくらTOEIC試験に飽きたからといって、簿記の勉強に切り替えてしまうと、せっかくの積み上げてきた「英語力」が鈍る恐れがある。 

 あくまでもTOEICレーニングを温存しつつ、目先を変えて、英語関連の資格を選ぶとすれば「日商英検」であろう。

 TOEICがインプット型とすれば、日商ビジネス英検」は、アウトプット型。

 Eメールや海外取引など、ビジネス英語に特化しているので、特に商社、貿易、物流、メーカーなどに勤めている方にとっては、すぐにでも職場で使う(目にする)ことができる実践的な宝庫である。

 資格だけがすべてではないけれども、どうせ勉強をやるなら、やはり資格を利用する手はない。

 英語の勉強を通して海外取引にも明るくなれる。

 必ずしも昇進や昇給に直結するものではないかもしれない。 

 あくまでもTOEICをメインデッシュとすること。

 そして英語の箸休めや息抜きとして「日商英検」に取り組んんで欲しい。

 3.若手育成のツールとして

 シニア世代の私は、若手社員に対しては、事あるごとにTOEICの勉強をすすめている。

 いまのご時世、英語くらい「出来て損」なことはないからである。

 しかしながら、TOEICの問題点は、効果の実感するまでに、途方もなく時間がかることである。

 人材育成の面から考えると、これは由々しき問題である。

 ビジネスシーンに直結した「日商英検」のほうが、短期的な(とりあえず新規配属者対象など)取組みとしてススメている。

 ビジネスは文章が基本である。

 まずは日本語によるしっかりとした文章を書くことが先決である。

 しかし、私の経験からすれば、英語で文章をそれなりに書ける人は、ロジックな思考がしっかりしている。

 なので、あえてビジネス英語を学ばせて、即戦力として生かしたい。

 4.まとめ(TOEIC補完として)

 TOEICで長期的目標とともに、日商英検で短期的な効果を狙う。

 あくまでの社会人の英語学習の土台となるのはTOEICである。

 しかし、日々のTOEIC学習に飽きたらどうするか?

 ちょっと日商英検に浮気してみるのも学習継続のひとつである。

 決してTOEIC日商英検の二者択一ではない。

 TOEICサプリメントとして日商英検を利用してもらいたい。