うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

社会人の英検対策でわかったこと

 TOEICとの二刀流がおススメ

 英検は学生向け、社会人ならTOEIC

 英検に合格してもビジネス評価は皆無なので時間のムダ。

 英検は「趣味の世界」資格マニアの方ならどうぞ。

 社会人のやり直し英語にとって、TOEICに比べて、英検に対する評価が手厳しい。

 実は、私もそう思っていた。

 1.娘の受験に事態一変

 社会人ならばTOEICを目指すべきであり、英検に力を入れるべき時間や労力があれば、TOEICに回したほうがいいと思っていた。

 事態が一変したのは、娘の英検受験である。

 会場に不案内な娘に同行して、英検試験日に会場近くで時間を潰していた。

 娘の英検試験が終わる約2時間、私はひたすらTOEICの学習をしていた。

 英検試験に付き合いで来ているのに、TOEICをやるのは変な話だ。

 その時、そう思った。

 見事、娘はその時の英検3級に合格、今度は英検準2級を受けるという。

 この時、私の内なる英語魂に火がついた。

 私は、TOEIC800点を目指し、(特に朝を中心に)トレーニングしていた。 

 しかし700点台をうろちょろして手詰まり感があった。

 毎日のTOEICレーニングも正直、「飽き」がきていたのも事実である。

 私は、過去、英検2級に合格したので、次に目指すとすれば準1級である。

 幸い、娘が次に受験する「準2級」と、私が目指す「準1級」試験時間がほぼ同じ。  

 試験会場が同じということはないかもしれない。

 それでも、今年の夏休みは、娘と一緒に英検対策をしてもいいのではないか、

 と思えてきた。

 2.英検というブレイクスルー

 実際、ここ10年近くTOEIC一辺倒だった私の学習法、実際に英検準1級のトレーニングも併せて行うことで「目からウロコ」の思いがした。

 TOEIC単独で学習してた時よりも、実際に、TOEICと英検対策を併用することで、勉強に対しての「マンネリ化」を打破することができた。

 つまり、TOEICの勉強がツラいと感じたら、英検の勉強に切り替える。

 英検の勉強に息詰まったら、TOEICに戻る。

 こういうことで、英語に対して常に前向きな気持ちでいられる。

 3.英検の具体的効用

 特にTOEIC単独で勉強した時では気づかかなった英検の効用がある。

 ひとつには、「英単語(語い)」に対して敏感になることである。

 英検の試験は、前半がほぼ語句問題であり、単熟語を覚えないと歯が立たない。

 しかし、英検で問われる語句について、英語学習者にとって不要とされる言葉は何一つない。この点、TOEIC単独で学習していた頃には、勉強の幅が狭まっていた。

 次に、日々の英字新聞の音読の活用である。

 英検はTOEICに比べて、英語で考える力(考えをまとめる力)が必要となってくる。

 TOEIC勉強の「箸休め」に英字新聞の社説の音読をやっていた私。

 英検をかけ持つことで、英字新聞の社説に敏感になった。

 これまでは、惰性で(やっつけ気味に)音読していたものが、英検対策をはじめてから、英字新聞の社説を、意味をかみしめながら理解するようになった。

 TOEICの長文読解では、限られた時間のなかでいかに早く理解できるかを問われるが、英検も(確かに時間制限はあるものの)英作文問題など、自分の考えを表明して、それを英語で表現することが重要である。

 TOEICのみならず英検にチャレンジすることで英字新聞の活用の幅が増えた。

 4.まとめ(TOEICも英検も)

 以上のように、TOEICオンリーだった私が、数十年ぶりに英検に触れることによって、英語に対する前向きな気持ちがより強くなった。

 TOEICか英検かの二者択一ではなく、TOIECも英検もという二刀流をすすめたい。

 えっ?二兎追うものは一匹も得ずだって?

 いやいや「一石二鳥」という言葉もあるのではないか…。