うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

コストコで学ぶ英語

海外へ行ったつもりでコストコ

 「フランスへ行きたしと思えど、フランスはあまりに遠し…」

 詩人の萩原朔太郎はそういった。

 だから、せめて新調した背広を着て、きままなな旅に出ようと…、

 現在、海外旅行は、パンデミックの影響で気ままな旅でななくなった。

 英語を学ぶには、英語圏への海外旅行は楽しみのひとつ。

 しかし、安々と海外に行けないご時世。

 そんなときは、近くのコストコに行って、アメリカンな過分に浸ってみよう。

 1.コストコは身近なアメリ

 会員制のショッピングストアのコストコ

 他の日本のスーパーにはない、アメリカンナイズされた趣きがある。

 マイカーによるアクセス、

 大量に仕入れた商品、

 店内の表示も日英の二カ国語

 コストコに行けば、お手軽なアメリカ気分が味わえる。

 英語学習者は英語を使う場として、コストコに足を運ぶのが良いかもしれない。

 フードコードのホットドックやピザを堪能すれば、そこはもう別世界。

 また、店内のポスター掲示、たとえば、「今月の優秀従業員」の表示など、日本のスーパーやデパートではまずお目に書かからない。

 それでいて、TEOICに出題されてそうなシチュエーションである。

 彼は、どこの部門で働いていて、どんなことで評価されたのか?

 食料セクションで、笑顔の絶えない接客を心掛けているなど、コストコの店内を美見回すだけで、「TOEICあるある」の実践が体験できる。

 海外留学経験もなく、海外旅行の算もない人なら、ぜひ、コストコに除いてみよう。

 会員にならなくても、時折、「会員以外にも開放する日」が設定されている。

 それでも、定番のディナーロールやティラミス、フードコートでのホットドックなどは、コスパに優れているので、元が取りやすい。ぜひ、英語学習者は、「コストコの会員」になることをおススメしたい。

 2.商品知識としての英語

 コストコでは、他の日本のストアでは見られない、面白い商品が売られている。

 ハロウィンやクリスマスシーズンでは、その時に合わせた商品も。

 時折、「ガイコツの花嫁人形」など、こんなもの誰が買うのかと首を傾げたくなるものもある。

 商品説明の解説は、日英併記されているので、ぜひ、英語版で商品を読んでみよう。

 食料品でも、ラベル表示が「英語」がされている。

 添加物、製法、原産地情報、あらゆる情報が英語で表記されているので、こういうことを読むことで、TOEICの問題の実践トレーニングになる。

 特に商品知識を得ることは、TOEICではPart1の写真問題、Part3,4のリスニング問題のうちの図表問題では定番であるので、こうした実際にモノに触れることで、英語学習の際のボキャブラリー増強とジビュアル喚起力(言葉を日本語に訳さずイメージでとらえること)が高まること必須である。

 3.コストコを研究する

 コストコは、夫婦円満の場のひとつ。

 大抵、パートナーとの買い物の付き合いは退屈そのもの。

 しかし、コストコは例外。

 アナタなが英語学習者なら、TOEICあるある世界のアミューズメントパークである。

 そもそも私は、TOEICの受験自体、ゲーム感覚と捉える節がある。

 さから、自宅で摸試をやるばかりにではなく、息抜きとして、コストコなどに行くと、商品や配置レイアウトなどが一目嶺全となる。

 たとえば、TOEIC必須単語に"BULK(大量)”という言葉があるが、コストコにいけば、山積みになっているトイレットペーパーや紙おむつなどを見ると、BULKという概念がよくわかる。

 パートナーのもっぱらの不満は、コストコ情報をめぐる良質なブログがないことである。だったら(コストコ歴20年来のファンを自負する)自分で、コストコに関連したブログでも描いたらどうなのかと提案した。

 私に手伝えることはないか?

 コストコ関連書籍では、おススメアイテムを網羅的に紹介しているカタログムックは沢山ある。しかし、ビジネスとしてコストコ商法を解説している本は、少ない。

 わずかに「コストコはなぜ強いのか」(佐藤生美雄著)が見られるのみ。

 洋書ではいくかのコストコ本が販売さているようなので、これを入手して、英語の勉強として翻訳、自称・コストコ事情通のパートナーに、訳した原稿を監修してもらうというのはどうだろう。

 要するに、コストコを趣味のひとつとして、英語の息抜きとして研究の対象にしてしまおうという魂胆である。

 コストコへの買い物自体がリフレッシュになるし、夫婦円満にもなるし、更に英語学習に貢献できれば一石三鳥である。

 4,まとめ(コストコファン)

 英語学習者はコストコのファンになろう。

 コストコ会員にもなれば、当然、リピーターとして何回も足を運ぶことになる。

 元来、筆者のような男にとっては、妻に付き合う「買い物」は苦痛でしかない。

 ところが、コストコは、日本の店にはない異国情緒あふれるワクワク感がある。

 英語学習にとって、そして人生にとって、そうしたワクワク感は大切である。

 コストコに関わることは、TOEIC学習者にとって英語実践の宝庫である。

 ぜひ、海外旅行に行けずに悔しい思いをしている方には、お近くのコストコに足を運んでみてはいかがだろうか?