うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

TOEIC800点への道のり

 自己ベストは出たけれど…

 11月28日に実施された第282回TOEIC L&Rテスト(午前の部)の試験結果が出た。

 760点であった。

 自己ベスト(755点)をわずかに更新。

 目標としていた800点には達成しなかったが、「最低でも自己ベスト更新」と思っていたので、まずまずといったところか?

 それにしても2021年中に800点超えはならなかった。

 反省と今後の戦略をまとめてみたい。

 1.英検との二刀流は吉か?

 今回(11月28日実施)のTOEICテストの最大のトピックは、英検準1級テストとの並立である。

 いや、英検準1級(10月10日実施)に照準を合わせていたので、TOEICの勉強を見合わせていた。

 具体的には、今年の夏は、英検準1級対策問題にかかりっきり。TOEIC対策は、10月10日の英検試験が終わり、ちょうど、そのタイミングでTOEICの申し込みがあった。

 英検対策でクタクタになったため、今年の(11月の)TOEICは見送ろうかと思った。

 けれども自分の中では、11月はTOEICの月、2014年から7年間、連続して受験しているので、人間ドックではないけれども、11月は定期健診ならぬTOEIC(英語)健診の月と決めていた。

 なので、TOEIC対策は、万全ではなく、正直、700点割れも恐れていた。

 しかし、蓋を開けてみたら、自己ベストの更新。 

 特段、英検対策かTOEIC対策かで悩むことは取りこし苦労であった。

 むしろ、飽きっぽい私にとってみれば、それまでのTOEICオンリーから、英検にいったんシフトしたことは、ちょっとした勉強のメリハリや刺激になって良かったと思う。

 数カ月、英検対策にシフトしたからといって、TOEICのスコアがガクンと落ちることはないことが証明された。

 英検かTOEICの狭間で悩むのは、結局、悩みたい自分が好きなのである。

 どちらかを取ったとしても相乗効果が生まれるようだ。

 2.公式問題集8

 10月10日(英検日)から11月28日(TOEIC日)までの約1カ月。

 ちょうどこのタイミングで「TOEIC公式問題集8」が発売された。

 このTOEICに振り子を戻した1カ月間の週末は「公式問題集8」で摸試のみを行った。

 あれこれ浮気せず、対策本を「公式8」に限った。

 この戦略は、吉を出た。

 平日の朝は、アルクTOEIC完全克服コースのルーティンを実施した。

 英検からTOEICに1カ月間シフトした。

 裏を返せば(私に限ったことといえば)摸試のたぐいは、「公式問題集」のみをやればいいのである。

 少なくとも、スコアの現状維持にはなる。

 ただし、目標800点とするには、もうひと工夫が必要になってくる。

 英検、TOEICを併願するのではれば、TOEICの摸試に関しては、「公式問題集」がいちばんのおススメである。

 週末に「公式8」といっても、ずっとやっていたわけではない。

 最低でも土日のどちらかに2時間の摸試(プラス答え合わせ約1時間)を使った。

 がむしゃらに勉強した感がない。

 (だから、英検への軸足移行と共に、今回のTOEICスコアがガクンと落ちるのではないかと心配していたのも事実である…)

 3.英検かTOEICか?

 今回のTOEIC結果を受けて、英検かTOEICか決めかねている人への私の返答としたい。

 どちらかに迷っているならば、どちらも受験すべきである。

 TOEIC受験者が、英検にいったん軸足を移したからといって、ガクンとTOEICスコアが落ちるわけではないことが身をもって実証した。

 むしろ、TOEIC受験者でスコアに行き詰まりを感じている人や、日々のトレーニングでマンネリ感が否めない人は、ぜひ英検にも挑戦してほしい。

 英検の勉強では、TOEICにはない気づきの点がある。

たとえば、

 「タトゥー(入れ墨)をしている男はボーイフレンドにふさわしくない」

 とか、

 「政府軍が、反乱軍を鎮圧した」

 といった例文、おそらく「ビジネス英語」にはお目にかかからないであろうこの手の英文が、TOEICでは出題皆無のテイストが、英検には出題されている。

 英語の勉強することのワクワク感が醸成されてくるのである。

 TOEICを黙々と勉強しているだけでは、英語の勉強の持つエンターテナー性が稀有なのである。

 だから、TOEIC一途の人(とくに「英検はやってもムダ」と批判する人)は、なんだかもったいないような気がするのである。

 TOEICの高スコアを取って、その先に何があるのか?

 やはりビジネスの昇進や世界に股にかける仕事が待っているいえども、ある種の英語ができることでの「人間味の厚さ」こそ、大切ではないだろうか?

 4.まとめ(私の戦略)

 2022年の目標は、TOEIC800点突破と英検準1級合格である。

 英検は年3回しかないので、とりあえず、これを合格するまで受験するつもり。

 そしてTOEICは、毎年受けている11月を標準月として、さらにその半年前をプレ英語健診として、5月の年2回の受験を考えている。

 ちなみに11月28日のTOEICを終え、今は、1月23日の英検準1級に向けて、再び英検モードにシフトしている。

 英検かTOEICかではなく、英検もTOEICも…、という精神で行きたい。

 折しも2021年の流行語は「二刀流」であるのだから…。