うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

英検準1級を目指す理由

 資格試験は目先を変えて

 TOEICスコアが伸びない。

 目標とする800点を前に、700点台で足踏みしている。

 勉強法を間違っているのか?

 TOEICにマンネリ気味になっていないか?

 そんなことを考えているうち、「英検」という目標がちらついた。

 きっかけとなったのは、娘の「英検2級」の試験同行であった。

 娘が試験が終わるまでの2時間、試験会場近くの喫茶店で時間を潰していた。

 でもそんな時間を潰すしているのなら、いっそのこと自分も英検を受けてみてはどあどうだろう?

 そんな考えが頭に浮かんだ。

 1.TOEICの手詰まり感

 TOEICと英検は、問題傾向や対策が異なる。

 ここ10年ほど、TOEIC対策ばかりやってきた私にとって、改めて英検対策の勉強は新鮮であった。

 なにより出題パターンが、TOEICのそれよりも幅広い。

 TOEICの出題内容は、「コピー機の故障」「修理工を呼ぶ」とか、「飛行機の遅れ」「お詫びにクーポン」などと、シチュエーションが決まっている。

 公式問題集などをやっても、そうしたパターンが読めてしまうのである。

 公式問題集ばかりやっていて、答えを覚えてしまっているという悪いクセがある。

 一方、本番試験になると、初めて出くわす問題で、持てるチカラが発揮できない。

 ここ4年ほど、ずっと800点を前に足踏みしていた。

 正直、TOEIC対策を主軸に置いた英語の勉強に飽き飽きしていた感が否めない。

 そこで、英検挑戦と目先を変えてみた。

 もちろん、英検に転向したからといって、すぐに結果が伴うわけではない。

 昨年の夏から、TOEIC800点の目標に代えて「英検準1級合格」に路線変更をした私であるが、なかなか合格しない。(英検転向後の2回チャレンジはいずれも不合格)

 けれども、TOEICからの転向に後悔はない。

 TOEICに比べて、英検の場合、科学、歴史、学術など、出題ジャンルが幅広い。

 これは、英語を勉強する上での知的好奇心が広がるのである。

 2.英検とTOEICの併願

 しかし、いくら英検がブレイクスルーになったといっても、せっかくこれまで積み上げてきたTOEIC対策も、断念してしまってはもったいない。

 今、私が目指しいているのは、英検とTOEICの二刀流である。

 もちろん、「二兎追うものは一羽も得ず」ということわざがある。

 TOEIC、英検、とよくばりになるとどちらも中途半端となるきらいがある。

 しかし、広く英語の勉強と取られるとどうだろう?

 英検にせよ、TOEICにせよ、ひとつにこだわると視野が狭くなるのではないか?

(特に、TOEIC支持者に、英検の批判をする者が多い…)

 TOEICか英検かの二者択一ではなく、TOEICも英検もという併願がおススメである。

 とはいっても、やはり客観的な数値によりスコアが反映されるTOEICよりは、合否の判定がでる英検を郵船しておきたい。

 まずは、てっとり早く、英検準1級に合格すること。

 これが私の命題でもある。

 英検準1級にこだわる理由。

 それは、単にTOEICが伸び悩む手詰まり感ばかりではない。

 実は、私が勤めている会社では、「上級英語研修」というものあり、その募集要項に、志願者目安として「英検準1級程度」と規定されている。

 更なる英語力向上のために、まずはこの研修に参加したい。

 そのためには、英検準1級の合格が至上命題である。

 英検に軸足を置きつつ、息抜きにTOEICにかかわっていく。

 これが、当面、私の戦略である。

 3.英字新聞活用法

 英字新聞(ジャパン・ニュース)を購読している私。

 TOEICや英検対策という意味もある。

 それ以上に、ニュース報道を英語で知ることにより、語彙や英語表現の向上を図ることを目的としている。

 かれこれ10年以上は購読していると思う。

 新聞形式の出題は、英検よりもTOEICで見かけることが多い。

 しかし、記事の内容からすれば、オピニオンや最新科学など、TOEICよりは英検対策の方が、英字新聞記事の親和性がある。

 ジャパン・ニュースが優れているところは、社説が日英併記されていること。

 毎朝、英語の勉強習慣として、まずは英文で「社説」を音読、次に日本語で内容を確かめる。そうすることで、理解が深まる。

 TOEIC対策だけをやっていたころに比べ、英字新聞の活用が重視するようになった。

 新聞のキモは社説であるが、毎日、配達される英字新聞との取組みに関して、せめて社説の音読だけでも続けよう、という気になれば、購読料のモトは取れる。

 TOEICのみなならず、英検に手を伸ばしたことによって、英字新聞の活用が広がり、これは嬉しい誤算であった。

 4。まとめ(二刀流で行こう)

 せっかく英語の勉強を始めるなら、何らかの資格試験を取り組んだ方が良い。

 「英検とTOEICどちらが良いですか?」

 こんな質問を受けることが多々ある。

 これまで私は、客観的数値が分かり、試験の機会が多いTOEICを推していた。

 しかし、今では、英検も捨てがたいと思っている。

 「どちらかに迷っているなら、どっちも試してみれば?」

 これが、英検かTOEICかに対する、今の私の答えである。