うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

2022年度第1回英検準1級テスト体験記

三度目の連続受験・今度こそ合格なるか??

 2022年6月5日(日)、英検準1級を迎えた。

 私にとっては、三度目の連続受験となる。

 そもそもTOEICチャレンジャーの私が、英検に転向したのは、娘の英検受験の会場まで付き合ったこと。試験会場が不案内ということで、送り届け、その場で、2時間の暇つぶしを経て、試験終了に落ち合う。

 どうせ2時間、どこかで過ごさなければいけないのなら、いっそ自分も英検を受けてみてはどうだろう?そう思って、英検に決意したのが、昨年の10月。

 当初、すでにTOEIC760点を取得済。英検準1級なんてちょろいもんだぜ、というおごりがあった。結果は不合格。

 リベンジに燃えた今年1月の試験でもあえなく撃沈。 

 三度目の受験となった。

 1.英検リベンジのはずなのに…

 しかし、ここへ来て、学業不振に至る。

 自分のキャリアの棚卸が発端である。

 英語の資格ばかりではなく、貿易や不動産の資格にも目を向けて「横展開すべき」という決断を下して以来、「どうして英検準1級を合格してやる」という気迫やモチベーションの低下が否めなかった。

 何度も摸試をやっても、リーディングは合格圏内に達しない。

 TOEIC、英検という英語の2大柱で頂点を目指すより、英語×貿易×不動産のそこそこの資格を取って、キャリアの三乗を「売り」にしたほうがいいかな?なんて思ったりもした。

 そんなわけで、英検準1級への失速感を迎えつつの受験になった。

 今回の英検もカミさんの全面協力。

 以前は、英語の試験日ともなれば、無理解な妻とケンカが絶えず、こっそり受験することもあった。

 でも、「家族の協力なくして、資格試験の合格無し」ということを悟り、なるべく、家族サービスを優先、特に妻の嫌がることをやらない、という方針に切り替えて、なんとなく、妻のサポートを得ることになった。

 (子供たちが自活できる年齢に成長したのも大きな要因…)

 バイクに乗って、英検会場の某大学キャンバスで送ってもらう。

 駐車禁止のリスクがあるので、余計な心配事をせず、カミさんに協力をしてもらう。

 そして、例によって、開場時間に「早すぎる」到着。

 2.試験官に八つ当たり?

 いまさらジタバタしてもしょうがないので、当日は勉強せず、せいぜい気休めに単語帳を開く程度…。会場では、将棋の藤井聡太似の試験官が、黒板に日程を描く。

 ところば、「リスニング:と書くべきところ、なぜか試験官は、「リスティング」と書いていた。この致命的な間違いが気になる。試験官が「英検慣れ」をしていないと、いろいろともたついて、それが集中力が切れることを心配。(というより、出来の悪さを、未熟な試験官に責任転嫁する悪いクセ)

 注意事項の読み上げも、自信なさげ、時折、様子を見にくる「先輩試験官」に、なにやらボソボソと耳打ち相談を繰り返す。テストに集中できないから静かにしてくれ、という願いがむなしく響く。

 そして、本番テスト。

 大問2、大問3はやはり鬼門だった。

 とくに「ピーターの法則」や「東インド会社」など、英語以外の雑学の知識を総動員。なんだったっけな、アレ…。という英語脳意外にアタマを費やす。

 Honey Fungus(キノコ問題)も「こんな英文、生きていて役に立つの?」というツッコミもある。これだからTOEIC派が英検をやり玉に挙げるのである。

 曰く、英検は「受験者を落とす試験」なので、実践的な英語が身に付かない…。

 ただし、これは私だけかもしれないが、リーディングの集中力は本番で如何なく発揮させる。これが自宅の摸試なのでは、いい加減に「手を抜く」ので、懇切丁寧に、問題文と本文を見比べた。

 英作文は、「ジョブパフォーマンスをサラリーベースにすべきか?」という出題で、社会人にとっては、サービス問題。

 ポイントのうち「モチベーション」と「スキル」を選び、やっぱ企業は、儲けてナンボなので、従業員のヤル気(モチベーション)とスキル(英語やパソコン)が必須じゃね?という趣旨を展開した。

 一方、リーディングの大問2,大問3に集中力を投下したこともあり、「お得意の」リスニングには、集中力が切れる、というアクシデントに見舞われた。

 やはり、2時間トータルで、持てるチカラをい如何なく発揮したい。

 3.合格への執念が希薄?

 正午、試験終了。

 問題用紙を持ち帰れるのは、TOEICと比べ英検の良さ。

 会場には、試験を終了した子供たちを迎える大人たちの姿。

 どうせどこかで待つなら、自分たちも受験すればいいのに…。

 そんな余計なことが頭に浮かぶ。

 親しくする英語コンサルタントのRさんからのメッセージでは、「英検終了してすぐに答え合わせをしたい気持ちを抑えて、今一度、時間を測っての再チャレンジ、更に、時間を無制限にした三度目のチャレンジを経て、自力で解答にたどり着けるようにせよ」という手厳しいアドバイスを頂く。

 Rさんには申し訳ないが、自分には、そんな気力はないです。

 こういうしつこさが勝者と敗者を分ける境界線になるのかな?

 試験終了後、最寄の書店で、別資格の入門書を購入。

 英語ひと筋ではなく、英語、貿易、不動産の横テンの誘惑にかられる。

 きっと英検準1級は今回も不合格だろう。

 次回、4回目のリベンジ、苦手なリーディングと語彙力をどう伸ばすか?

 英検受験の皆さま、お疲れさまでした…。