うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

英語と貿易実務と不動産の資格を活かす方法

スキルの三乗でバラ色の人生

 ここ10年来、ずっとTOEICや英検の勉強を続けている。

 英語の資格チャレンジが趣味のひとつ。

 人生の節目に自分のキャリアの棚卸しをしてみた。

 もちろん自分のキャリアを振り返る上で、英語は外せない。

 なんだかんだと言っても、毎朝、英語の勉強を続けているし、週末ともなれば、英検やTOEICの摸試、更に本番テストの受験…。

 もちろん「趣味」と割り切るばかりではなく、いまの仕事のキャリアアップにも絡んできている。

 収入増や出世の道を断たれ気味の今、せめて英語だけはできるようになって、自分の誉れ(ほまれ)を守りたいと思っている。

 1.私の資格遍歴

 英語に関して、公私ともに頼られることが多くなってきた。

 自分は「英語にちょっと明るいオジサン」を目指す。

 「働かないオジサン」にはなりたくない。

 仕事では、貿易実務に関わってきている。

 入社して2年目くらいで「通関士」を取得。

 以来、貿易実務系の資格はご無沙汰だが、英語の資格に「手詰まり感」のある今、将来のキャリアップと「働かないオジサン問題」を目論み、ここはひとつ、「貿易実務検定」の勉強も、英語に合わせてやろうかと考えている。

 資格というのは、実務について体系的に学べるのが良い。 

 漠然と仕事の勉強をするよりは、資格という副産物が生まれる。

 自分が何をやってきたか、何が得意であるかの証である。

 そして、第三のスキルとして、この頃、自分の中では「不動産関連」がブーム。

 何も不動産投資をやって、儲けようとかそんな話ではない。

 学生時代、民法を専攻し、不動産に強い物権法ゼミに専攻していたことがある。

 卒業論文は区分所有権(マンション法)。

 貿易関係へ就職したものの、民法ゼミで培った知識を忘れないうちに「宅建主任」にチャレンジ、ほどなく合格した。

 2.資格の強みを生かす

 通関士宅建主任もいいところは、いちど合格すれば、それは一生、有資格者として名乗れることである。

 英語に関して、TOEIC800点、英検準1級の壁に阻まれている今こそ、自分のメンツを守るためには、英語だけでなく、「貿易実務や不動産にもちょっと明るい」という個性こそが大切ではないかと考えるようになった。

 好きで得意で、そんな強みで稼ぐことができたら最高ではないか?

 稼ぐといっても、何も賃金が上がったとか、副収入が入ったとか、具体的な「金」の話ではない。

 たとえば、金にならなくても、誇りを持って仕事に取り組むとか、嫌になったらいつでも辞めてやる、という覚悟こそが、心に余裕を生み、気持ちよく仕事ができる。

 いわゆる「プライスレス」という状態。

 もっといえば、損得勘定で割り切れば、「英語×貿易実務×不動産」というねらい目は、手の広げ過ぎで、ばかばかしさがある。

 「意味がない」といって、嘲笑されるのがオチである。

 でも、ある程度、年を重ねてくると「意味がないことこそ意味があるのでは?」ということがいえる。

 内なる「不動産ブーム」の正体である。

 英語、貿易実務は仕事に直結している。

 でも不動産は意味がないと考えていた。

 転機になったのが、さる人からの職業訓練の相談であった。

 ハローワークが主催する職業訓練の案内を見ていた。

 自分ならば「貿易関係かな?」と思って冊子をパラパラと見た。

 そこでは「宅建・不動産」というジャンルが目についた。

 具体的には、宅建・不動産講座では、宅建主任の取得を目指すことが書かれていたので、すでに自分は取得済みなので、何も「貿易ビジネス」ばかりにこだわらなくてもいい、「不動産ビジネス」も、キャリアのウリにできることは、目からウロコであった。

 さらに「貿易ビジネス」と「不動産ビジネス」に「英語力」が加われば、最強とまではいかなくても、一目置かれる存在になりたいと思った。

 仕事そっちのけで資格取得に熱を上げるのならば問題であるが、英語と貿易実務と不動産関係にちょっと明るい人材であるならば、重宝がられるかもしれない。

 少なくても「働かないオジサン」とうしろ指をさされることはない。

 問題なのは、「英語×貿易実務×不動産」に強みを持っているとしたら、具体的にどんな仕事で本領を発揮することができるか、という点である。

 3.まとめ(「資格の三乗」効果)

 「英語×貿易実務」ではれば、たとえば貿易書類の日英翻訳とか、貿易ビジネスの上で外国人と交渉する際の通訳など、いくらでも「出番」が生まれる。

 「英語×不動産」はどうだろう?いかんせん不動産業界には明るくない。けれども、たとえば、日本にいる外国人の方のために宅建・不動産取引や契約のサポートとかはできるかもしれない。将来的には、海外不動産などにも手を出すなど、夢が広がる。

 それでは、「英語×貿易実務×不動産」という三乗ジャンルは何か?

 熟慮した結果、「国際物流倉庫」というキーワードに出くわす。

 確かに、外資企業等による「国際物流倉庫のプロジェクト」に参画できれば、三乗スキルをいかんなく発揮できるであろう。

 ただ、それはスケールのでかい話になる。

 「働かないオジサン問題」にビクビクしている小心者には、おいそれと舞い込む仕事でもないだろう。

 もっと、小さく、それでいて、役に立つことはないだろうか?

 やはり、結論はただひとつ。

 「資格のブログを発信すること」

 これに尽きる…。