オヤジ世代は勉強が苦にならない
まだまだ老け込む年齢でなない。
50歳だからこそ、TOEIC L&Rテスト800点、英検準1級を目指したい。
なぜなら、TOEIC800点、英検準1級は、一応、英語資格挑戦の目安値とされるからである。せっかく英語をやるならば、これくらいの志は持ちたい。
そのためには、
・早起きして勉強時間確保
・仕事の経験と社会の常識を生かす
・同世代の仲間と励まし合う
以上の三つにチカラを入れている。
現在、TOEIC自己ベスト760点、英検2級保持者(準1級は三回連続不合格)の私が、同世代の皆さんと共に、英語の「ゴール」というべき目標に目指すために、共にがんばりましょう。
1.朝から元気!
仕事に子育てに日々忙しくなりつつも、ある程度の「コツ」をつかんで、自分のペースで日々を送れるのが50代。
記憶力の衰えだけでなく、老眼が進み、小便も近くなり、年を重ねるというのは、踏んだり蹴ったりのことばかり。
しかし、シニア世代になるということは、資格勉強にとって、メリットがある。
それは、「早起き」が苦にならないことである。
年を取ってくると、どうも「早寝早起き」になるようである。
最近ではTV番組もつまらないので、夜9時にはさっさと寝ることにしいてる。
すると、午前3時頃には目が覚める。
まだ新聞すら届いていない。
だから、午前3時から6時くらいまで、家族が寝静まり、あたりも静寂感がある「早朝」こそ、勉強する時間にはぴったりである。
大人の勉強は、時間の確保が第一。シニアになると、「朝の時間」がまず確保できる。あとは、その「朝の時間」に、何をやればいいか、考えた方がいい。
午前3時に起きても、5時まで「2時間」も確保できる。
2時間もあれば、TOEICにせよ英検にせよ、本番さながらの「模擬試験」ができる。
だから平日の朝は、教材を軸に据えたドリルトレーニング。休日は、模擬試験を、朝のウチに片づけてしまうことにしている。
朝から勉強すると気分が良い。
なんだから、勉強を終えても、まだ一日が始まったばかり。
自分は、早起きして「勉強した」という心の余裕が、仕事にせよ、私生活にせよ、良好な精神安定を図ることができる。
2.人生経験を活かす
シニア世代の英語勉強にとって、それまでの仕事の経験、社会の見識や常識から、物事を判断することができる。
TOEICであれば、職場トラブルの対処方針、英検であれば、科学や歴史知識など、これまで5半世紀近く生きてきて、学んだこと、知ったことを、俯瞰して、問題に取り組むことができる。
もっといえば、受験や出世が目的でないのだから(中には、そいういう動機で英語をがんばるシニアもいるが…)、焦る必要はない。勉強が苦にならない。
むしろ、英語学習は、「脳トレ」の一種と考えた方がいい。
私の場合、英字新聞を購読し、社説の音読を朝の日課としているが、TOEICや英検トレーニングの一環もあるけれど、それ以上に脳の活性化、(エンジンのアイドリングのようなこと)という意味合いがある。
だから、「英字新聞の音読なんて、TOEICや英検対策には無意味」という若造コーチの助言なんぞ、どこ吹く風と割り切ろう。
そして、50代ともなれば、そろそろ「定年後」を考え始める年ごろである。
退職後はカミさんと海外旅行をしたい。
海外留学やプチ海外移住を検討したい。
地域語学ボランティア活動に参加したい。
その先の「夢」が現実的になり、勉強の動機付けがはっきりしてくる。
私の場合、40歳でやり直し英語を決意、TOEIC730点を想定目標としていた。
48歳で目標達成。調子に乗って、50歳までにTOEIC800点、英検準1級と考えて、せっかく実現できた勉強習慣を「先延ばし」にした。
(TOEIC800点も英検準1級も50歳まで達成することができなかったので、このふたつの目標も60歳までにと、10年先延ばしになったが…)
焦る必要はないのである。
若い輩に、任せるところは任せつつ、まだまだ若い奴らには負けられない、といった気迫も、時には必要なのである。
3.仲間を見つける
50代の英語資格の効用として、会社以外の人のつながりが上げられる。
そろそろ定年退職までカウントダウン。
英語の勉強をやるまでは、自分には、仲間と呼べる人間は、会社の中にしかいなかった。そこで、やり直し英語に一発奮起、これが同世代の仲間を見つけることができた。
まずは、英語のカルチャースクールや市民講座などに参加して、会社以外の人とのつながりを「英語」を通してつながることができた。
そして、それ以上、ネット界隈での、同世代による仲間の存在である。
これからの時代、やはり、ネットとかSNSといったツールは欠かせない。
そこで、英語の勉強を決意した時、自分は、ツイッターで勉強内容を発信、(時折、その時に感じたコメントなども投稿)、さらには、英語勉強ブログを発信、わずかではあるが、これに共感してくれる同世代の方々がいる。
コメントを寄せてくれたり、共に励ましあったりする。
概して、勉強しているシニアは、人徳もあるような人ばかりなので、リアルの世界でお付き合いがなくても、これまでの人生観から、人となりを見極めることができる。
いまでは、ネットの中の同世代の英語資格挑戦者の存在が、勉強を挫折しない仕組みとしての大きな秘訣となっている。
4.最後に…(若者に負けない)
人生100年の時代、50代は実りの時期。
これまでの生き方を長い目で見て、自分なりの将来へ向けての戦略を練ろう。
私自身、40歳から「やり直し英語」を通して、一応の成果を出している。
だから「英語は35歳まで」とか、「40歳を過ぎたらTOEICはやめろ」とか、「いい歳をして何が英検だ」などといった戯言は、言いたい奴らに言わせておけばいい。
50年以上も生きてきたからこそ、わかることもある。
・早起きが苦にならない
・人生や仕事の経験が生きる
・共感する仲間を見つけやすい
こうしたメリットを、TOEICや英検の資格に活かそう。
そして、試験本番の緊張感。
これこそが、いつまでも「若さ」を保つ秘訣だと考えている。