うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

50代からの英検準1級 2年目の対策

4回目の挑戦・もう不合格は許されない⁈

 40代はTOEICに明け暮れた。

 一応、730点という目標に到達した。

 50代になり、英検準1級を目指している。

 これまで3度の挑戦で、いずれも不合格。

 次の試験では、失敗は許されない。

 先に言い訳がましいことを言っておくが、持てるチカラと時間を、すべて英検準1級対策に充てているわけではない。

 ・フルタイムで仕事

 ・英語以外の資格と掛け持ち

 これを続けながら、50代としての英検挑戦である。

 (もちろん、英語カウンセラーからは、仕事はとも角として、3カ月は、他のジャンルの勉強をしないで、英検対策に集中せよ、というお叱りを受けたのだが…)

 1.50代は「英語+アルファ」で勝負

 私の場合、英語スキルのてっぺんを目指すのは無理だと悟っている。不動産や貿易実務といった他の資格を併せ持つ「横の展開」は、外せない一線である。

 不動産ジャンルでは、すでに宅建を合格しているので、ファイナンシャルプランナー3級試験合格を目論んでおり、これが9月に控えている。(英検は10月)。

 貿易関係では、通関士をすでに合格しているので、貿易実務検定C級の合格を画策している。(これも10月)

 優先度の高い「英検」、そして、プラスアルファに「FP3級」の勉強をしている。

9月にFPの試験を終えたら、貿易実務検定対策にシフトしようと思う。

 朝、1時間早起きして「英検トレーニング」のみをやるのではなく、朝、2時間早く起きて、前半1時間を「英検対策」、後半1時間を「FP対策」と、分けている。

 2時間丸々英検対策した方がいいのでは?

 そう思うのは百も承知である。一方、50代の私として、これからの人生設計において、「トリプルタスク(英語×貿易実務×不動産」こそが、自分の強みだと考えており、これは、譲れない一線である。

 人生100年時代だが、健康寿命を真っ当するには、あと20年ばかり。

 その20年において、たとえば、TOEIC満点をとったり、英検1級をとったりと、英語資格の頂点を目指すのは(その先を含めて)無理ゲーだな、と思っている。

 キャリアの棚卸しをしたところ、やはり、通関士宅建の資格取得がエポックメイキングであるので、英語を絡めた、スキルの三乗狙いで行きたいと思っている。

 そのためには、「英語が一応、できまっせ」といえるためには、TOEIC800点、英検準1級はどうしても欲しいところ。ひとまず、TOEICは置いといて、昨年から、英検準1級に関わっているので、これをなんとか片づけたいところである。

 2.英検準1級独学おすすめ3選

 では、仕事を続け、他の資格にも手を出しつつ、英検準1級に勝利するのは、どうしたらいいか?

 限られた時間を三分割に分け、それぞれに見合う教材で学習している。

 ・平日の朝:集中ゼミ(旺文社)

 ・平日のスキマ:パス単(旺文社)

 ・休日の午前:全問題集(旺文社)

 別に旺文社の回し者ではないが、英検に関連した書籍は同社が充実しているようである。いろいろ試してみたが、この3つがしっくりとくる。

 前提となる英語基礎力だが、40代では、TOEICを中心に英語のトレーニングをやっていた。だからTOEIC730点保持者であるため、英語の「中級」のチカラはあると思う。

 だから、はじめて英検を受けるという人には、「集中ゼミ・パス単・全問題集」の旺文社三方面計画のみを実践することで合格するのは、難しいかもしれない。

 初心者の方には、準1級と高望みせず、まずは、3級、準2級、2級といった、自身の「身の丈」に合った英検クラスの受験をお勧めしたい。

 私の経験からすれば、TOEIC600点であれば、英検2級は大丈夫ではないろうか?

 だからTOEIC730点を達成したのを機に、英検準1級狙いで行っているが、現在、そこで足踏み状態ではある。

 (試験日まで3カ月を切った今でもFP試験対策をやる、という余裕をかましているのは、TOEIC730点保持者で中級クラスの英語の実力があると自負しているからである)

 まず、平日の朝は、早起きして「集中ゼミ」を1時間やってみよう。だいたい30分くらいで、25日間、やり切りのボリュームであるので、朝の勉強の習慣化をつけるための独学教材としては、他の追随を許さない。

 次に、平日の日常、パス単を持参して、スキマ時間などで、単熟語のトレーニングをお勧めしたい。ただし、単語帳は、「すでにわかっている単語」についても時間を割くというデメリットがある。これを防止するために、何の単語はすでに知っていて、温めて覚える必要がないのかを試すためには、副教材である、「パス単書き覚えノート」を合わせて実践したい。

 「書き覚えノート」を使って、「書き覚えできない単熟語」こそ、覚えるべき語彙なので、書き覚えノートでできなかった語句をチェックして、スキマ時間には、そのチェックした言葉の勉強(習得)に励もう。

 そして、休日には、がっつり2時間、「全問題集」で、本番さながら、模擬試験に挑戦してもらいたい。同書には、QRコードを読み込んでの「自動採点システム」がある。(英作文の採点まではできないが…)これを利用すれば、自分の弱点項目や、合否の現在地などの目安を知ることができる。

 週休2日の方であれば、土日、どちらか一方を摸試と割り切り、残りの日は、勉強オフの日にして、自分の趣味に昂じるなり、家族サービスに努めるなどして、リフレッシュを図りたい。

 大人の勉強は、けじめが大切。

 遊ぶときは、試験のことは忘れよう。

 ただし、時間は限られているので、くだらないことに時間を費やすのは止めよう。

 私の場合、休日の2時間摸試は、なるべく朝型に行い、日中は、試験のことをあまり考えないようにしている。

 (もちろん、試験の本番は、日曜日の日中に行われるのでその対策はぬかりなく)

 3.まとめ(50代こそ英検を)

 以上のとおり、50代は、残りの人生を見据えた上で、戦略的に英語資格との距離を測るべきである。

 強みを知り、取捨選択が大切である。

 英検2級保持者にとって、準1級は届きそうで届かない目標である。

 「あとちょっとがんばれば、なんとかなりそうだ」

 そんな、自分にとっての「射程距離」に入っている資格を狙うことも、人生をワクワクさせるためには必要だと思われる。

 いくつになっても、英検はそこにある。

 人生100年時代の今だからこそ、50代が英検準1級を目指す理由がそこにある。