うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

【TOEIC】400点からはじめよう

40代からのやり直し英語

 リスキニング(やり直し勉強)が叫ばれている。

 英語は根強い人気であるが、一方、挫折する人も少なくない。

 自分の英語の勉強生活を振り返ると、挫折する人の気持ちがよくわかる。

 TOEICが自分の英語の成績が数値として表れるので、結果がシビアになりかねない。

 満点を頂点に、900点、800点は当たり前、といわれるTOEIC界隈の中で、自分が受けてみたところ「悲しいほど」できないので、自分で自分が嫌になる。

 1.はじめに(英語の基礎)

 失望の原因は、英語ができる人のイメージと自分の実力のギャップである。

 「日本語字幕なしで、洋画を楽しみたい」

 「洋楽をカラオケで歌いたい」

 「英字新聞や洋書を読みたい」

 「BBCやCNNニュースをシャワーを浴びるように効きたい」

 まあ、そんなイメージであるものの、いざTOEIC試験を受けてみて、情けないほど出来ない自分が嫌になる。

 でも、最初は誰だって、そうなのだ…。

 英語のやり直し中高年の方は、まずは手堅くTOEIC400点を目指そう。

 400点台を取れれば、40代のウチに700点以上は、独学で可能である。

 私は、40代前半で430点であったが、48歳の時、760点をマーク。

 実に8年越しで目標に達成したものの、それは、まずもって、着実に最初の段階で、TOEIC400点以上を目指したことにある。

 400点を取る実力がなければ、それ以上のスコア獲得は難しい。

 「英語ができる人」と自負していた40代前半の私も、400点からのスタートだった。

 まずは、英語をマスターするためのパスポートして、TOEICC400点を目指そう。

 2.英検にチャレンジ

 TOEIC400点を目指すのにあたって、最初の一歩が「英検」である。

 TOEICではなく、なぜ英検なのか?

 一見すると回り道のように感じるかもしれない。

 けれども、英検試験は侮れない。

 TOEICの400点を目指すのであれば、英検2級は持っていた方がいい。

 英検とTOEICでは対策も問題形式も異なる。

 けれども、英語の基礎力は同じである。

 いきなりTOEICを受けて撃沈するくらいなら、英検3級、準2級、2級と確実にステップアップしてから、TOEICに転向することをおススメする。

 学生でもあるまいし、いまさら英検なんて…。

 そう思ってい派いけない。

 厳しいことをいうけれども、英検3級の合格すら怪しい人は、TOEICを何度も受けたところで、実力が伴わない。

 英検2級を目指すために、自分の身の丈にあった階級で勝負しよう。

 私自身、やり直し英語で、TOEICを受けたとき、430点であった。

 その結果に愕然とする一方、挫折せずに勉強のアイドリングを続けられたので、英検2級を先行して取得して、一応、「英語ができる人」側にカウントされていたことに尽きる。

 英検2級取得の道も決して平たんではなかった。

 はじめから2級狙いであったが、何度も不合格。戦略を変えて、「準2級」にランクを落として、そこで確実に合格して、そこから2級に再チャレンジ。

 英検の学習をすることで「英語の勉強する習慣」が身に付いたので、あとは、その習慣を英検からTOEIC対策に振り分けた。

 だから、TOEIC400点台を目指し、いずれは600点以上に伸ばしたいという方には、まずは力試しとして「英検対策」に着手されたい。

 3.単熟語と英文法

 英語の基礎、特にTOEIC400点突破を目指すためには、「単熟語」と「英文法」の知識は不可欠。

 高得点者が使う難しい参考書を使うことなく、まずは、基礎を固めたい。

 そのためには、初級の英単語帳と英文法参考書を揃えたい。

 おススメなのが、

 ・旺文社「英語単熟語マスタリー2000」

 ・ケンブリッジ出版「マーフィー英文法・初級編」

 の2冊である。

 単語集については、英検対策(準2級、2級)でも十分であるが、文法力は、英検では問われないので、TOEIC対策として、基礎的な英文法能力を身に付けたい。

 そんなときは、マーフィー英文法・初級編がおすすめ。

 一日一課。ページ毎に解説とレベルチェック問題が掲載されているので、これを1冊かり続ければ、確実にTOEICで出題される文法の基礎力を獲得できる。

 英単熟語や英文法のトレーニングは地味である。

 しかし、ここは誰もが通ってきた道である。

 字幕無しの洋画や英字新聞などに手を出したい気持ちはよくわかる。

 でも、まずはTOEIC400点突破である。

 基本となる語彙と文法は、英語における「先行投資」として身に付けておこう。

 4.まとめ(10年の計)

 英語の勉強に王道なし。

 地道に学習を進めていくだけである。

 語学学習には「35歳限界説」というものが流布している。

 曰く、35歳を過ぎたら、語学を勉強してもムダなので、あきらめた方がいいと…。

 そうして、英語の勉強を挫折したり、距離を置いたり、逃げたりする人を何人も見てきてた。

 私は、この「35歳限界説」をなんとか打ち破りたいと思って、40代で英語のやり直し勉強のモチベーションのひとつにした。

 40代前半で、TOEIC400点台をマークしたことは、私の英語キャリアの原点である。そこから、50歳になるまでに、どうにか目標とする730点以上を達成することができた。

 だから35歳を過ぎても英語は十分に「やり直し」が効く。

 まずは、TOEIC400点台を目指そう。

 そして、10年計画で、いずれ700点突破を思い描こう。

 TOEIC400点は種を蒔く時期、いずれは英語の大輪の花を咲かせよう。