うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

パワハラ・職場イジメに遭い、人生に絶望した私がTOEICに救われた話

 自分のプライドを取り戻せ

 パワハラ統括、同僚による職場イジメによりメンタル崩壊…。

 出世の道を断たれれ、将来を悲観して絶望のふちに…。

 けれどもTOEICにチャレンジして、実績をあげてからV字回復が起こった。

 TOEICスコアが一定の成果があがると職場でも重宝がられる。

 職場はいじめっ子ばかりではない。

 TOEICをゲームのように打ち込むことで、別にパワハラやイジメなんてどうでもよくなった。

 だからもしも、パワハラ、いじめに苦しんでいて、八方ふさがりの人は、もちろん距離をおくことやカウンセリングも大切だろう。

 けれども、私はTOEICをお勧めしたい。

 大概、パワハラ野郎やいじめっ子は、ある種のコンプレックスを持っている。

 特に英語に関しては、私の知る限り、その手の人間は「お寒い限り」。

 そもそもビジネスセンスのある人は、英語ができるし、パワハラやイジメが無益であることも知っている。

 英語ができる人すべてが「パワハラ」や「イジメ」とは無縁というわけではないけれれど、せめて、こういう人たちから、物理的にも精神的にも「距離を置く」ことには、TOEIC試験はうってつけだと思う。

 これは30年間、サラリーマン経験をしてきた私の助言のひとつである。

 1.エス課長によるパワハラ

 当時はパワハラなんて言葉はなかった。

 いまでこそ、パワハラ上司として訴えてやりたい「エス課長」というのがいた。

 このエス課長、最初のミーティングで開口一番、「俺は体育会系だからな」と言い出した。そして、このエス氏、武道に長けていて、気に入らないことがあると、口癖は、「お前、道場へ来い」だった。

 雀の涙ほどの脳みそしかない、ダメダメ上司だったが、メンツにとてもこだわっていた。たとえば、ビジネス相手が4名だとすると、なぜかこちら側も4名揃えないと気が済まない、と言いだす。数合わせのための無益な面談参加は数知れず。

 しかしもっと厄介だったのは、エス課長の部下の職人気質のJ1、天才肌のJ2を寵愛した。酒の飲めない私には、J1とJ2に比べ、エス課長の酒が飲めない私にとって、連日繰り返される飲み会は、地獄の宴そのものであった。

 (その後、お前がいては場がシラける、とか言って、飲み会にも誘われなくなった)

 同僚のJ1もJ2も、いわゆる「エス課長派」だったため、私は職場で孤立した。

 なんとか歯を食いしばった1年間。エス課長が異動になる、という転機が訪れた。

 後任のエヌ課長は、パワハラとは無縁な人だった。(度々発言する「オヤジギャク」さえ耐えればよかったが…)

 しかし、エス課長から受けたパワハラの数々にメンタル崩壊寸前だった私の前に、トドメの一撃をくらう人物が現れた。それは後輩のアイ子が赴任したことにはじまる…。

 2.アイ子によるイジメ

 こう言っては、私自身、セクハラめいた話ではあるが、アイ子は美人さんであった。

 同僚のJ1、J2も美人さんのアイ子をチヤホヤした。

 そこはアイ子の抜け目ないようで、そういう立場を利用していた節がある。(あくまでも私の見立てであったが…)

 容姿には騙されない私は、アイ子の「戦略的なしたたかさ」に対して、常識的な態度で臨んだ。当初は、アイ子も私には一目を置いていたようであるが、職場内での「派閥の力学」を知ったか、処世術だか知らないが、いわゆる「飲み会を断らない女」として、「エス課長譲りの飲み会大好き男」のJ1、J2に接近、「お酒の飲めない男」である私との仲も険悪に…。

 アイ子の武器のひとつは英語力であった。

 「飲み会を断らない女」「英語のできる女」、いつしか、J1、J2、アイ子の三者同盟に対して、私は孤立になる。唯一、「無派閥」のK助は、一応、私の顔を立ててくれた。(ただし、K助は、私寄りというよりは、中立のスタンスを保つ)

 業務において、私とアイ子との間で考え方の違いが表明、ふたりは対立するようになった。そして、彼女がこのころから、J1、J2と職場での会話で「符牒」(ふちょう)を使うようになった。

 つまり、商談や取引先、他部門の人についての名前を、本名とかではなく、アイ子、J1、J2の三人にしかわからないニックネームで呼び合いはじめたのだ。

 当初は、気にも留めていなかったが、やがてアイ子の符牒作戦は、私にボディーブローのように効き出した。

 「ああ、あのジャックね…、あいつ使えないからね」 

 「博士だって、似たようなものだわ…」

 「人間、ジャックや博士のようには、なりたくないわよね」

 ジャックとは誰なのか?

 博士とは誰なのか?

 ひょっとして、それは「自分」のことではないだろうか?

 J1、J2、アイ子の三人が、饗場で「符牒」を使って会話をするたびに、私の心は蝕んでいった。

 そして、アイ子からある商談に際して決定的な「返り討ち」に合い、ついに私のメンタルが崩壊、その日の帰宅時間の電車の中で「大の字」になって倒れ、そのまま緊急搬送に…。

 3.TOEICで命拾い

 入院生活が始まる。人生のどん底であった。

 けれどもそこからすべてが始まった。

 自分の身は自分で守るしかない…。

 英語の勉強、特にTOEICテストにこだわることにした。

 職場復帰後、モヤモヤとした生活が続くものの、目の前のTOEICに集中。

 TOEICの勉強をしているので、堂々と飲み会なども断る大義ができた。

 そしてTOEICスコアがじわじわと上がると共に、仕事の面でもV字回復。

 職場内外での英語勉強仲間の存在、TOEIC600点突破という目標があると、不思議とエス課長のパワハラやアイ子によるイジメなどがバカらしくなってきた。

 エス課長もアイ子も、実は内心ビクビクして、必死になって自分の立場を守りたいのだ。弱い人間だからこそ、自分より弱い人間に容赦をしない…。

 奴らから距離を置きつつ、復讐の一撃をくらわすには?

そう、自分がTOEICで一定の成果を上げて、ますます、コイツから嫌われrうようになること。それが私自身のV字回復につながった。

 今、こうして仕事を続けていられるのも、TOEICのおかげである。