模範となる気は無いけれど…
「アベンジャーズを字幕なしで理解できるようになりたい」
息子がふとそんなことを漏らした。
彼は、無類のマーベル(アベンジャーズ)映画好きである。
我が家もディズニープラス(有料動画サービス)に入会、月額料金の元を取らねばというケチな打算から、自分もマーベル映画を見始めた。これが結構お面白い。
1.きっかけはアベンジャーズ
調子にのって「アベンジャーズで学ぶ英語」という書籍を購入。
現在、この本のシリーズは、アベンジャーズをはじめ、続編にあたる「エイジ・オブ・ウルトロン」「インフィニティ・ウォー」「エンドゲーム」など盛りだくさん。
現在、何度も「アベンジャーズ」を見ては、書籍に挑戦している。
このペースで行けば、「エンド・ゲーム」まで、十分、エンタメ英語を楽しめる公算になる。
息子は、私との野球やサッカーといったスポーツ観戦は嫌がっている。
ただし、アベンジャーズを見ることについては、心を開いている様子である。
「海外旅行なんて絶対に行きたくない」なんて言っていた彼が、最近、心変わりがあるようだ。
そのひとつが、アベンジャーズ。
実は、カルフォルニアのディズニーランドには(日本の東京ディズニーリゾートには無い)アベンジャーズのアトラクションがあるという。なので、カルフォルニアなら行ってもいいという。
もちろん、せっかくカルフォルニアに行くなら、やはり大リーグの観戦もしたい。
大谷翔平選手の活躍を生で焼き付けたいと思う。
何がいいたいかと言えば、動機が何にせよ、子供が英語に関心を持ってもらえるということは良いことだと思う。
2.ビートルズの英語
「ビートルズの英語は簡単でしょ?」
娘はそんなことを言った。
いやいや、ビートルズの歌詞は、けっこう「ひねり」があって難しい。
けれども、息子のアベンジャーズと同じく、娘がビートルズの歌詞を「英語の教材のひとつ」と考えているのも大きな進展である。
娘も、私立高校に入学したら、カリキュラムにある海外短期留学をしたい、と言っていた。あれほど海外を毛嫌いしていた子供たちの最近の心境の変化は嬉しいかぎり。
思えば、私も、英語を続けてきたのは、「ビートルズ」や「スポーツ観戦」といった趣味・雑学の息抜きあってのこと。
カラオケでビートルズを歌ったり、カルチャースクールで英字新聞のスポーツ英語を受けたりして、これが結構、英語の勉強継続のモチベーションになっている。
特に、ネイティブ米国人と仕事を一緒にした前職では、スポーツや音楽といった雑学が、結構コミュニケーションに役立った。
こうした経験から、私は、ビジネスの世界だからTOEICだけに肩入れするのは、視野が狭くなると思っている。
TOEICと英検の二刀流で行く方が、英語のコミュニケーションの「枠」が広がり、しきい値が上がると考えている。
ビジネス英語だから雑学英語がいらない、というわけではない。
いやいや、ビジネス英語をやるからには、雑学英語が不可欠である。
さらに、英語の環境に身を置く者としては、家族の理解と協力が不可欠。
特に最近では、子供たちが、良い意味で趣味の英語に目覚めて来た。
なので、がぜん、パパの英語モチベーションがアップしている。
パパが単身海外赴任をして、長期の休みに「家族を招待する」という新たな目標が定まった。
加齢によってあきらめていた海外研修も、改めて、挑戦することにした。
何をやるにせよ、遅いということはない…、
年齢は関係無いと、常日頃から言っていた私、それでも、海外研修については、自分自身、その言葉を忘れていた。
3.目指せワシントンDC
16年前の海外研修公募をファイルから引っ張りだしてきた。
1年間、ワシントンDCへの短期研究と書いてあった。
さっそく、地球の歩き方の「ワシントンDC」を買って、動機づけを上げて行こう。
また、ホームステイをするとなると、英語の雑学知識も必要なので、(ホストファミリーとの会話は、スポーツ、音楽、映画、鉄道など)、休止していたカルチャースクールでの英語講座なども再加入していきたいと思う。
2022年は飛躍の年にしたい。
コロナ禍が終息して、世界が再始動するための準備である。
当然、海外研修を参加するためには、強い動機が必要である。
子供たちの「英語の芽」を育てていきたいのが、そのひとつである。
私が、いい歳をして、未だに英検やTOEICに挑戦している姿勢。
このスタイルこそ、確実に、子供たちに響いているのかもしれない。
4.まとめ(子供の英語)
巷で良く聞く話として、「自分は英語ができないで嫌な思いをしたので、子供にはそんな風になってほしくない」として、幼いウチから英語教育にご熱心な家庭がいる。
しかし、人それぞれの考えではあるが、ちょっと私は懐疑的な気持ちになる。
子供たちにさせるのではなく、なぜ、自分がやらないのかと言うこと。
もちろん私も人親だし、子供たちも英語を上達して欲しいと願っている。
でも、それ以上に、自分が英語を上達させてみたいのだ。
TOEICが高得点だとか帰国子女だとかの理由だけど、チヤホヤされたり、ふんぞり返っている輩にギャフンと言わせたい。
英語にまつわる数々の屈辱や悔しさ、無念を晴らしたい。
英語を駆使して、ネイティブと英語をバリバリ使う仕事に就く、そんなカッコイイ生き方をしたい。
結果は後からついてくる。
子供に英語をさせたいと思うなら、まず親が英語の勉強をやるべきだと思っている。