TOEIC停滞のカンフル剤
新年度がはじまる。
これを期に、仕事や勉強について見直しや区切りつけたい。
私は会社に入社して30年目を迎える。
初心に帰って、仕事や勉強に邁進したい。
そこで、岩瀬大輔氏の「入社1年目の教科書」を読んでみた。
「社会人たる者、毎朝3紙の新聞に目を通すのは当然のこと」
こんなフレーズに出くわした。
私も、毎朝、3紙の新聞を読むことを常にしている。
英字紙、経済紙、地方紙。
なかでも英字紙(ジャパンニュース)は、旧デイリーヨミウリの時代をふくめ、かれこれ20年くらい購読している。
大好きな新聞を読めて、英語も上達すれば一石二鳥。
そんな思いがあった。
岩瀬大輔氏も、
英字紙、経済紙、一般紙。
この三つを読んでいるという。
私とは少し違うアプローチである。
その差異は、「英字紙」にある。
私はジャパンニュース(JN)にある。
対して岩瀬氏は、フィナンシャルタイムズ(FT)を読んでいる。
さすがに私は、いくら英字新聞の効用を力説しても「海外の経済紙」は、敷居が高いと思っている。
でも、どうだろう?
英検準1級やTOEIC800点の壁に突破できず手詰まり感がある。
20年近く、日本の新聞社(読売)が発行する「日本の英字新聞」を主軸に据えていたいので、どこかで生ぬるさが出てきたかもしれない。
新年度、そして入社30周年を機に、このあたりを見直したいとも考えている。
1.高額な購読料がネック
私のような一般庶民にとって、コストパフォーマンスは重視したい。
ジャパンニュース(JN)の長所に、購読料の安さがある。
1カ月あたり3,665円。
これをフィナンシャルタイムズ(FT)に切り替えると、
1カ月あたり6,328円。
ほぼ倍額になってしまう。
問題は、それだけの意味があるのか?という点である。
そもそも私がJNにこだわっているのは、
・ニュースがわかりやすい
・社説に日本語が併記されている
という二点に尽きる。
ニュースがわかりやすいとは、日本語の新聞社が発行して、読売新聞の翻訳記事が豊富なので、英文ではわからない記事を、日本語の読売新聞で後追いができる。
さらに、現在、英文社説の音読をトレーニングしており、その内容を理解するために、併記されている日本語を頼ることにしている。
これが海外の新聞社が発行するFTだったらどうだろう?
倍の値段で払う価値があるのだろうか?
ただし、何事も挑戦してみなくてはわからない。
欲を言えば、コンビニや最寄駅のキヨスクなのでFTが売っていれば、試し読みができていいのだが、手に入りにくい。
新聞好きが功を生じ、願わくば英語のスキルアップにつなげたい。
そんなムシの話は、この20年間で成果が出たのだろうか?
確かに英字新聞に親しんだおかげでTOEICの長文読解問題には苦にならなくなった。
入社30年、JN購読20年、そして、TOEICと英検の足踏み状態。
この節目と状況で、いっそJNからFTにシフトチェンジしても良いかもしれない。
2.TOEIC高得点を狙うには…
「TOEIC730点を突破した後、特にパート5で出題されるビジネス語彙を完答したい方は「フィナンシャルタイムズ」や「ウォール・ストリート・ジャーナル」等の記事を選んで時間内に読むことをおすすめします」
TOEIC関連の著書が多数ある中村澄子氏はこう言っている。
中村氏は、ネットによる無料記事の活用を推奨している。
「高額な購読料を払って定期購読をする必要はない」
私は「コスパ重視」といいつつも、紙の新聞に身銭を切りたいクチである。
そもそもケチな人間なので、購読料を払うことによって、「モトを取り返そう」という意識が働き、英字新聞を読む動機づけにしようと考えている。
ネットで印刷した無料記事は、どうも好きでない。
やはりクリエイターの端くれとしては、情報には相応の対価を支払いたい。
岩瀬大輔氏と中村澄子氏に共通しているのは「フィナンシャルタイムズ」に言及していること。
「TOEICで高額スコアを目指すなら英文の経済新聞で語彙を増やす」
私も、そろそろジャパンニュースを卒業する時期に来ているのかもしれない。
3.日経新聞との親和性
岩瀬大輔氏は、日経、朝日、FTを購読しているという。
私は、日経、千葉日報、JNという布陣。
「貿易に携わる人間は日経を読め」
先輩からのこんなアドバイスで日経を読み始めている。
これが結構、面白い。
日経の「グローバルアイ」というコーナーには、FTの翻訳記事が紹介されている。
QRコードで、原文のFTにリンクすることができる。(記事は有料)
何が言いたいかといえば、日経とFTは親和性が高い。
これからも日経の購読を続けていく。
英字新聞もJNからFTにシフトしたとしても、相乗効果が図れるのかもしれない。
4.まとめ(3カ月お試し)
繰り返すが、FTは高い購読料がネック。
1カ月あたり6,328円。正直、懐が痛い…。
幸いにもFTは3カ月トライアルがある。
トライアルで1カ月あたり3,993円。
とりあえず、この3カ月間だけ試してみてはどうだろう?
「やっぱりFTはハードルが高くて無理」
それならば、ジャパンニュースに戻ればいい。
自己投資に金を惜しんではならない。
変化を恐れてはならない。
何事も、気になったらトライしてみよう。
たとえ失敗しても「ブログのネタ」くらいには、なるかもしれないし…。