英字新聞は意味あるのか?
英語資格の壁に当たっている。
目標としているTOEIC800点突破も英検準1級合格もおぼつかない。
原因はわかっている。
我流の資格対策に限界があるからである。
英検については「語彙と英文法」が足を引っ張っている。
TOEICに関しては、PART5と6の「語彙・文法問題」が足かせとなっている。
週末の「模擬試験」だけでは伸び悩む。
やはり、毎朝の勉強は、英字新聞なんか読んでないで、そんな時間があるなら、英検やTOEICに特化したトレーニングをすればいい。
それはわかっている…。
けれども私にとっては、毎朝の「英字新聞を読む」習慣はやめられない。
1.英字新聞で英検対策
英字新聞(日本で発行されているモノ)を勉強の軸に据えている。
英検には「英字新聞」の試験科目は無い。
けれども私は、英検対策、そしてそれ以前に英語に対して親近感を湧くように工夫をするため、毎朝の英字新聞を読むことを習慣としている。
あんまり英検準1級の不合格が続くので、英字新聞から一時期距離を置いていた。
しかし、内なる英語浴(英語を使って日本のニュースを知りたい)という欲求には、勝てなかった。
英文コラム(天声人語)の本を代用して、毎朝、1コラム読むことを常とした時期もあったが、そんなことをするくらいなら、大好きな新聞を購読したほうがいい、その方が、理にかなっているとの思いから、英字新聞(ジャパン・ニュース)の購読を復活させた。
英検準1級対策といえば、英語で描かれた論理的思考に役立ち、日本語文も用意された「社説」に尽きる。
どんなに忙しくても、毎朝の「社説の音読」は、欠かせないようにしている。
わからない言葉は、すぐ右に書かれている日本語文と比較する。
すでに日本語のメディアで漠然と内容を知っているので、難しい社説も、英語では、易しいと感じることがある。
日本で発行させる英字新聞の社説ボリュームを読みこなすことで、英検準1級のリーディングや英作文のチカラをつけたい。
社説以外にも、ジャパン・ニュースであれば、木曜日掲載の「ネイチャー&サイエンス」コーナーがおすすめ。個人的な違いもあるかもしれないが、私は、英検のリーディングでも、自然・科学分野を出題されると「お手上げ」である。
英字新聞の「自然・科学」記事で、苦手分野の免疫を作ろう。
他には英作文対策で、意外と効果的なのが「人生相談」。特に、悩み事の「回答」に関しては、論拠を挙げて、相手に寄り添う文章は、英作文の見本である。
英検対策では、遠回りに感じる「英字新聞」であるが、そもそも、英語で書かれた記事や文章に興味を持つ、という視点が大切である。
2.英字新聞でTOEIC対策
私の場合、英検と共に、TOEIC L&Rテストも毎年チャレンジしている。
英検とTOEICの二刀流と言えなくもない。
一見、全然違う試験対策でもあるが、「英字新聞」を活用することで、英検のみならず、TOEIC対策にも役立つことができる。
TOEIC試験に関しては、英字新聞の「記事」そのものがリーディング問題として出題することもある。
英検と違い、「自然科学」や「お悩み相談」といった内容は無いものの、社説やビジネス欄を読むことで、自然とTOEIC対策が身に付くことができる。
特にTOEICの場合は、英検に比べてて「時間との闘い」が、鮮明であるため、限られた時間を瞬時に読みこなせる能力を向上させるためには、ここでもやはり「社説」を読みこなすトレーニングが理にかなっている。
英字新聞を読むことで満足して、TOEIC対策はおろそかになりがちとの批判があるが、それでもなお、英字新聞を毎日、欠かさず読むことで、内なる「英語脳」がフル回転して、英語の免疫力がアップする。
こうした地道な活動は、必ずやTOEICテストに身を結ぶことであろう。
3.まとめ(英字新聞こそ最良教材)
英字新聞を読むことが、英検とTOEIC試験に役立つのか?
確かに英字新聞は、読んでいる自分に酔ってしまい、実践的な英語資格トレーニングには、効果が薄いという面も否定しない。
英検やTOEICで一定の成果を上げている人のコメントなどを読むと、「英字新聞は、試験には関係ないので距離を置いた」という声を聞く。
私も、英字新聞を一時期離れて、空いた時間を使って、英検やTOEICの練習問題に費やすことにした。でも、それは「苦行」に過ぎなかった。
そもそも、何のために英語ができるようになりたいのか。
英字新聞を読みこなせる能力を身に付けたいと思っていたのではないのか。
英字新聞を止めたものの、足を洗うことができなかった。
紙の新聞への固執があり、新聞が読むことが大好きな私。
無駄だとか遠回りだとかいわれようとも「英字新聞」が好きなのだ。
試験対策は必要だが、それによって英語嫌いになっては元も子もない。
好きこそモノの上手なり。
これからも英字新聞にこだわっていきたい。
そして、いつの日か、英検準1級合格やTOEIC800点を突破して「英字新聞勉強法」を確立していきたい。