デニーズこそ英語学習者にとっての味方
英語の学習で大切なのは学習する環境である。
もちろん、自宅でたっぷりと勉強できればそれに越したことがない。
でも、気分を変えて、学習教材を持参して、外に出てみよう。
図書館、カフェ、ファーストフード店…。
いろいろなところで、勉強している大人を見かける。
そんななか、私が群を抜いておすすめする場所がある。
それは、ファミレスのデニーズなのである。
自分の勝手なリサーチによれば、デニーズの接客は、少しでも長居して勉強をしようとする我々にとって福音である。
それは、まず、店に入るなり、「いらっしゃいませ、デニーズへようこそ」と歓迎してくれることにある。
とかく、勉強というのは孤独になりがちだが、そんな中、入店する第一声で、なにか励まされているような気になる。
混んでなければ、おひとり様でも、大きなテーブルをあてがってくれる。
これがまた嬉しい。「密」にならないように努めている、「新しい日常」を通して、なんというか、ファミレスやカフェの中でも、デニーズがゆとりがあるように感じられる。
もちろん、ファミレスの中では、ちょっとお値段が高めだが、それでも、他のファミレスに比べれば、落ち着いた客が多い。コスパに勝る某店などは、たしかに懐には優しいかもしれないが、周りの客が騒がしく感じることがある。
いったん入店したら、少なくとも2時間は、勉強にあてたい。
まずは、ひととおりメニューを選び、軽く食事をする。
デニーズの嬉しいところは、注文が終わるたび、「ごゆっくりお過ごしください」と声をかけてくれるのである。
まさに、少しでも長く居座ろうとする魂胆の学習者にとっては、この言葉は、免罪符である。
ドリンクバーなども頼めば、その時の気分などで、飲み物を替えることができる。
私は、デニーズを勉強場所代わりに使うリピーターでもあり、デニーズも、そんな客を、いやな顔をせず、むしろ歓迎している節がある。
(他のファミレスはでそうはいかない)
長時間居座るならカフェもいいかもしれないが、いかんせん、隣の客同士の距離が近すぎるきらいがある。
ただ、デニーズのマイナス点を挙げるとしたら、メニューの料理の迫力に比べ、実際に出てくる食事は、やや小ぶりな面の嫌いがある。
だから、ついつい、お腹を満たそうと、サイドメニューに手が伸びる。
デニーズにサイドメニューでは、チョコレートミニサンデーは、超うまい。酷使する脳みそにほどよい甘さが刺激になって、ますます勉強をがんばろうという気になる。
大人の私たちこそ、デニーズへ行って、王様のように勉強しようではないか。