うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

やりなおし高校英語

カルチャースクールという選択

 今年から、地元に近いカルチャースクールに通っている。

 講座は「やりなおし高校英語」

 週一回、仕事を終えて参加している。

 当初は、英会話スクールやオンライン英会話を探していた。

 しかしながら、カルチャーセンターというのは、自分にピッタリである。

 その理由は、

 ・講師が一流の英語教育者

 ・講義仲間の存在がモチベーションアップ

 ・お財布にやさしい受講料

 の三つがあげられる。

 以下、これを深掘りして、英語学習者の勉強継続のヒントとなれば幸いである。

 1.英語教育のプロ

 一流の指導者に学ぶことが、勉強を極める道である。

 格式あるカルチャースクール、講師も大学で教鞭をとっていた英語教育の第一人者。

 私の場合、TOEICや英検対策を独学で勉強していた。

 過去問題や資格試験教材ばかり手を染めていたので、意外と英語の基礎力が弱い。

 たとえば、英文法の「関係代名詞」。

 これは、わかっているようで、改めて、論理立てて考えると難しい。

 あとは、実際に英語の発音について。

 私は我流のクセがある。

 たとえば、”WALK”と”WORK”の発音が間違っていた。

 こうした指摘を、実際の授業で音読する際、講師から注意を受ける。

 まるで、中学・高校時代の英語授業の一コマのようである。

 そうなのだ。

 50代になった今、後悔しているのは、「なんで中学、高校で、ちゃんとマジメに英語の授業を受けていなかったのか」ということ。

 今さら悔やんでもしょうがないこと。

 しかし、勉強は熱意があればいくらでも取り戻せる。

 スクール講師の教鞭が、中高生時代の英語授業にタイムスリップする気分になる。

 実際、授業で使うテキストは、高校用の英語の教科書。

 中高生時代の英語の授業を思い出させる。

 この感覚は、英語の勉強をする上で大切なことである。

 2.スクール仲間の存在

 勉強は、仲間がいた方がいい。

 独学やオンライン英会話では、友達ができず、さびしい気分になる。

 この年になってくると、仕事でも家庭でもない第三の居場所で、仲間を持つことが大事である。

 せっかく身銭を切って勉強をするなら、勉強仲間が欲しい。

 カルチャースクールは、アットホームな雰囲気で、学習仲間ができる。

 共に励まし合い、情報交換をする仲間の存在が居心地がよい。

 実は、カルチャースクールの体験入学をした日、講義仲間から親睦会に誘われた。

 盃を交わしたので、入会が断ることができなかった…。

 いや、体験入学のその日に、さっそく仲間から歓迎されたことに嬉しくなった。

 こうした勉強仲間による「アフタースクール」の交流も忘れ難い。

 貿易従事者の私にとって、介護タクシーの経営者さん、鉄道会社の技術者さん、といった、業界の垣根を超えた「英語つながり」は、勉強の励みになる。

 3.財布にやさしい

 オンライン英会話や英会話教室に比べて、カルチャースクールは、授業料は格安。

 なんといっても、背に腹は代えられない。

 それなりの大手企業によるカルチャースクールなので、ぼったくり等、金銭トラブルの心配がない。

 以前も新聞社主催のカルチャースクールを通っていたことがある。

 そこでも講師は、現役英字新聞記者さん。

 一流の講師による講義、仲間の存在、そして、リーズナブルな価格設定が、継続の三要素であった。

 こうした理由から、英語そのものの学習を挫折しないで済んだ。

 時間の都合が合わずに、英字誌新聞記者さんによる「スポーツ英語講座」は退会したいものの、すぐさま、時間のあう「やりなおし高校英語」に参加した。

 また、カルチャースクールといえども、ダメ元で職場に「語学通学支援」の申請をしてみた。予想外にも、助成金の対象講義となった。8割の出席証明があれば、授業料の半額を会社が負担することになった。

 金のことばかりではない。

 8割出席という目標があるので、参加するモチベーションが上がる。

 馬の鼻先につけるニンジン効果である。

 8割出席を目指すことで、半分の受講料が会社で負担する。

 こうした助成金手続きもやってみることで、英語学習の動議づけになる。

 4.まとめ(スクールのススメ)

 私も貿易会社に勤続30年の50代。

 そろそろ第二の人生、定年後の身のふりを考えなければならない。

 英語のスキルアップはそのひとつ。

 TOEICにせよ英検にせよ、英語は、キャリアの武器になる。

 退職後も、英語という強みに関わりたい。

 さらに、仕事以外の居場所や仲間の存在も意識しなければいけない。

 いつまでも会社に頼ってばかりではいられない。

 「カルチャースクール」という存在は、ブレイクスルーのひとつ。

 一流の英語教育者による講義を受けることで、勉強の足固めがしっかりできる。

 独学や我流での勉強は、限界がある。

 そして、学習仲間の存在である。

 仕事の垣根を超えた、人的交流が、定年後の生き方のヒントとなる。

 加えて、比較的安価というところも魅力のひとつ。 

 はっきり言ってしまえば、カルチャースクールはコスパが良いのだ。

 英語学習者、とくにシニア世代のやりなおし英語にとっては、「カルチャースクール」が学習継続の秘訣のひとつ。

 私にとって、目からウロコの選択である。