うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

英語学習の趣味的アプローチ

 英語の勉強を趣味にしてしまおう

 好きこそモノの上手なり

 どんなにがんばったところで、やはり好きではなくては、時間もお金も情熱も注ぎこめない。

 特に中高年のやり直し英語にとっては、勉強を趣味としてとらえるアプローチが必要ではないのだろうか。

 英語の勉強自体の行為を、「趣味」にしてしまうというが私の提案である。

 ・洋楽、洋画、洋書を愉しむ

 ・英字新聞でニュースや話題を俯瞰する

 ・TOEICや英検にチャレンジする

 以上の3点をキーワードとして、英語勉強の趣味的アプローチを紹介してきたい。

 まずは、「洋楽、洋画、洋書を愉しむ」について。

 これは、言わずもがな、英語の勉強にとって、息抜きとして、そして、箸休めとしての定番である。

 とかく、勉強と趣味を切り離して整理されることが多いが、私は、どこまでが勉強で、どこまで趣味かの領域をあいまいにしておいた方がいい。

 洋楽を聞く(できたらカラオケなどにも挑戦してもらいたい)

 洋画を見る(もちろん吹替ではなく日本語字幕で)

 洋書を読む(読解度がレベル別に分かれている、ラダーシリーズがおすすめ)

 こうした趣味の領域で、英語に関わってくると、とかく「ムダな時間を過ごした」という後悔の念がなく、むしろ「立派に英語の勉強の一環として取り組んだ」として前向きにとらえて、自己肯定感を持とう。

 次に「英字新聞」について。

 ジャパン・ニュースやジャパン・タイムズといった、日本の新聞社が作った、日刊英字新聞が、お勧めである。

 ニュースや話題など、日本の「今」を俯瞰して読める。全部読もうとしないで、見出しや写真などを手掛かりに、気になった記事を読んでみよう。

 社会人であれば、一日の新聞のうち、どこか自分の「ひっかかり」ある記事が掲載されているはずである。

 ファイナンシャル・タイムズやウォールストリートジャーナルといった、海外の新聞社が発行している英字新聞では、初中級者には敷居が高い。また、話題も日本人になじみのあるものとは言えず、値段が高い割には、挫折する可能性も高い。

 かといって、「ウィークリー朝日」や「ジャパン・タイムズ・アルファ」といった、週刊英和紙ならどうかということであるが、なんだか、この手の新聞は、英語学習者そのものに標準を定めた紙面づくりとしているため、個人的な見解では、「趣味的アプローチ」として大切な、「息抜き」にならないような気がするのである。

 また、一週間に出来事をまとめられたとしても、ニュースに「鮮度」がないと感じる。やはり、毎日、目を通せる日刊紙に軍配が上がると考えている。

 最後に「TOIECや英検にチャレンジする」ことについて。

 これは、英語の資格試験そのものを「趣味」にしてしまおうということ。

 ロールプレイゲームの感覚で、スコアアップを楽しんでみよう。

 TOEICならスコア、英検なら級のアップを目標として、過去問題や参考書で毎日の試験対策、そして、わくわくしながら、「試験日」に臨んでみよう。

 試験の結果、レベルが少しでも上がれば、こんなに嬉しいことはない。

 その時は、自分にたっぷりとご褒美を与えてみよう。

 そんなわけで、まとめると、英語学習の趣味的アプローチとしては、

 ・洋楽、洋画、洋書を愉しみ、自己肯定感を上げる

 ・英字新聞でニュースや話題を拾って、見識を広める

 ・TOEICや英検にチャレンジしてゲーム感覚でレベルアップを目指す 

 ということをおススメしたい。