うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

趣味の多さが英語学習の強み

英語学習に自分の趣味を取り入れよう

 「英語の勉強が趣味です」

 なかなかここまでの境地に達することは難しい。

 では、これではどうだろう。

 「趣味を英語でやっています」

 実は、私は、英語学習の息抜きとして、いかに自分の趣味と相乗効果を上げるのか、あれこれと考えてみた。

 鉄板なのは、「洋楽」「洋画」そして「英字新聞」。

 ただ、もっと自分自身を掘り下げて、心から楽しいと思うことを、英語の学習に取り入れることはできないだろうか。

 私は、ビートルズが好きなので、まずもって、これを英語学習の息抜きに利用した。

 (ビートルズを聴いたり、カラオケで歌ったりするとき、「いやいや、これは、ただ遊んでいるわけじゃない。英語学習の一環なのだ」と割り切っているように…。)

 さらに、私が好きなことは、鉄道旅行とスポーツ観戦。

 そこで、この二つの趣味を、「英語モード」に利用できないかと考えた。

 そして、こうしたジャンルの「洋雑誌」を買い求めることで、自然と趣味と英語学習の一本化を図ることにした。

 

 東京丸の内にある、丸善オアゾという書店には、趣味の洋雑誌の宝庫である。

 そこで、鉄道やスポーツの趣味誌を手に取り、関心のある特集は購入した。

 もちろん、東京に出向くことなく、「アマゾン」でポチッと購入することができる。

 鉄道には、北米の鉄道趣味雑誌”TRAINS”というものがある。

 もともと日本国内の鉄道が好きな私であったが、2本のレールが伸びている限り、そこは英語学習を取り入れたい。

 TRAINSを眺めていると、海外旅行へ行った気になって、あれこれと空想にふけるのも楽しい。

 雑誌といっても、イベントや旅行ガイドの広告が掲載されている。

 こうした広告を目にすると、TOEICテストのリーディング問題を彷彿させる。

 本場の英文広告を触れることで、問題集にはない実践的な英語を学ぶことができる。

 

 また、趣味だけにとどまらない。ビジネスにも有効活用できる。

 そもそも英語学習の動機のひとつに、ビジネスとして活用したいことがある。

 もっといえば、英語のできる人間になって、仕事の幅を広げて、願わくば収入も増やしたいという目的がある。

 TRAINSという雑誌は、鉄道趣味誌の体をなしているが、毎月の特集記事がバラエティに富んでいる。

 たとえば「鉱物貨物輸送」や「穀物運送列車」が特集になったりする。

 こうした特集が組まれたときは、鉄道情報はもちろん、その背景となる貨物輸送のアイテムそのものに焦点があてられる。

 北米のどこの地域に、どんな鉱物や穀物が取れるのか、そして、それがどうやって港湾地区まで運ばれ、どこの輸送されるのか。

 こうした情報は、私が仕事で関わっている貿易や商品知識に生かすことができる。

 英語を学ぶことで、趣味が広がるだけでなく、仕事の向上も図ることができる。

 自分の趣味の領域で、英語学習の息抜きを取り入れることを、ぜひおすすめしたい。