英語学習に自分の趣味を取り入れよう
「英語の勉強が趣味です」
なかなかここまでの境地に達することは難しい。
では、これではどうだろう。
「趣味を英語でやっています」
実は、私は、英語学習の息抜きとして、いかに自分の趣味と相乗効果を上げるのか、あれこれと考えてみた。
鉄板なのは、「洋楽」「洋画」そして「英字新聞」。
ただ、もっと自分自身を掘り下げて、心から楽しいと思うことを、英語の学習に取り入れることはできないだろうか。
私は、ビートルズが好きなので、まずもって、これを英語学習の息抜きに利用した。
(ビートルズを聴いたり、カラオケで歌ったりするとき、「いやいや、これは、ただ遊んでいるわけじゃない。英語学習の一環なのだ」と割り切っているように…。)
さらに、私が好きなことは、鉄道旅行とスポーツ観戦。
そこで、この二つの趣味を、「英語モード」に利用できないかと考えた。
そして、こうしたジャンルの「洋雑誌」を買い求めることで、自然と趣味と英語学習の一本化を図ることにした。
東京丸の内にある、丸善オアゾという書店には、趣味の洋雑誌の宝庫である。
そこで、鉄道やスポーツの趣味誌を手に取り、関心のある特集は購入した。
もちろん、東京に出向くことなく、「アマゾン」でポチッと購入することができる。
鉄道には、北米の鉄道趣味雑誌”TRAINS”というものがある。
もともと日本国内の鉄道が好きな私であったが、2本のレールが伸びている限り、そこは英語学習を取り入れたい。
TRAINSを眺めていると、海外旅行へ行った気になって、あれこれと空想にふけるのも楽しい。
雑誌といっても、イベントや旅行ガイドの広告が掲載されている。
こうした広告を目にすると、TOEICテストのリーディング問題を彷彿させる。
本場の英文広告を触れることで、問題集にはない実践的な英語を学ぶことができる。
また、趣味だけにとどまらない。ビジネスにも有効活用できる。
そもそも英語学習の動機のひとつに、ビジネスとして活用したいことがある。
もっといえば、英語のできる人間になって、仕事の幅を広げて、願わくば収入も増やしたいという目的がある。
TRAINSという雑誌は、鉄道趣味誌の体をなしているが、毎月の特集記事がバラエティに富んでいる。
たとえば「鉱物貨物輸送」や「穀物運送列車」が特集になったりする。
こうした特集が組まれたときは、鉄道情報はもちろん、その背景となる貨物輸送のアイテムそのものに焦点があてられる。
北米のどこの地域に、どんな鉱物や穀物が取れるのか、そして、それがどうやって港湾地区まで運ばれ、どこの輸送されるのか。
こうした情報は、私が仕事で関わっている貿易や商品知識に生かすことができる。
英語を学ぶことで、趣味が広がるだけでなく、仕事の向上も図ることができる。
自分の趣味の領域で、英語学習の息抜きを取り入れることを、ぜひおすすめしたい。