うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

英語学習×鉄道趣味

鉄道趣味人なら英語に挑戦しよう

 社会人のやり直し英語勉強にとって、自分の趣味を英語に絡めるのが有効である。

 私は、鉄道趣味人であるので、大好きな鉄道ネタで英語の勉強を利用してみよう。

 おすすめしたいポイントは3つ。

 第一は、毎日、利用する電車から英語に関心をもとう

 第二は、トーマスクック時刻表を読んでみよう

 第三は、英字新聞や洋雑誌から鉄道趣味のアンテナをはろう

 まずは、第一には、通勤に利用する電車で使われる英語に注目しよう。

 最近、首都圏の通勤電車内や駅構内では、日本語による社内放送のあと、英語による、同じ放送が繰り返すことがある。英語学習者なら、これをまず、聞いてみよう。

 一時期、(コロナ禍が流行する前)日本人の車掌さんによる英語アナウンスがあるが、正直いって、あれはいただけなかった。最近、鳴りを潜めているので、良かったと思う。車内では、たいてい女性によるあらかじめ録音された英語アナウンスが流れる。

 次の駅や乗り換え情報、どちら側の扉が開くかなど、簡単な英語アナウンス。同じ内容は先に日本語でアナウンスされているので、理解しやすいだろう。

 駅のホームでは、同じホームでも、奇数番線の上りには男性、偶数番線の下りには女女性と使い分けがあり、両者の聴き比べは、英語ヒアリングにはうってつけである。

 二番目におすすめしたいこと。トーマスクックの時刻表を読んでみよう。

 「時刻表を読む」とは、鉄道趣味人にとっての特技である。かつて、旅費支出担当者が、時刻表を片手に旅費計算に頭を悩ませている姿をみて、なんとうらやましいことかと思った鉄道趣味人は多いことであろう。

 また、鉄道を利用する出張計画や新たな通勤経路を決めるとき、時刻表とにらめっこして、わくわくする経験はないだろうか。同僚の出張や旅行のプランを調べてあげて、感謝された経験はあるはずだ。

 鉄道趣味人にとって、バイブルが時刻表。トーマスクックの時刻表は、洋書であっても、読む理屈は、JTB版やJR版と同じである。

 そもそも、鉄道愛好家ではない人が、日本の時刻表を利用することですら苦痛である。(普通の人たちは、「時刻表を読む」という表現にも違和感がある)しかし、鉄道ファンのアナタなら、トーマスクックの時刻表を傍らに置いておくだけで、周囲から尊敬のまなざしを受けること間違いなし。英語学習のモチベーションも上がるでしょう。

 最後に、英字新聞の鉄道記事や鉄道趣味の洋雑誌に挑戦すること。

 英字新聞では、なにかしらの鉄道ニュースが掲載されている。新型車両や新線・新駅開業、ダイヤ改正に引退列車、配線路線、さらには鉄道事故など。ニュースと鉄道は切っても切れない関係にある。鉄道趣味人の方なら、鉄道ネタを集めたスクラップ帳をつくるのもいいかもしれない。

 また、洋雑誌では、北米系鉄道趣味誌Trainsを挑戦してほしい。丸善オアゾなど、都内の巨艦書店でも売っている。ここで掲載されている広告などは、読み物としても面白いし、TOEICの練習にもなる。

 好きこそものの上手なり。

 鉄道マニアと一目置かれる方なら、併せて英語学習の道も究めてみよう。