TOEICer中級者向けジョン・レノンによるボキャブラ辞典
「楽しく英語を学びたい」
そう考える人も多くいるだろう。
たとえば、ビートルズの楽曲で、英語を学ぶのは定番のひとつ。
お子様と一緒に学びたいなら、「ハロー・グッバイ」や「イエロー・サブマリン」などを取り上げてみてはどうだろうか?
使われている英単語が易しいし、歌われてる世界観がつかみやすい。
英語耳を慣らすという意味では、「ヘイ・ジュード」や「レット・イット・ビー」 は定番中の定番。
なんとなくメロディがわかっているし、テンポが遅いバラードであるので、英文歌詞を見失うことはない。
しかし、TOEICのスコアにこだわりたいという人なら、
「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンズ」
がおすすめである。
特に、ボキャブラリーを増やしたいという人には、この曲はうってつけである。
私の脳みそには200曲あまりのビートルズの歌がダウンロードされている。
さぞやTOEICのスコアも高いと思いきや、どっこいそう簡単な話ではない。
唯一の例外といえるのが、
「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンズ」
この一曲。
この歌にでてくる”fountain”という単語を、本番の試験で出くわしたことがある。
「噴水」とか「泉」を意味する名詞である。
この単語が実際のTOEICテストに出てきたときは、思わずガッツポーズが出た。
たしか、「集めたお金を何に使うのか?」という出題に対して、「噴水の修理費用」という答えだった。
他にも、この曲には、TOEICでの「ひねった問題」で出てきそうな英単語がたくさんあるので、いくつか紹介してみる。
・Cellophane flowers of yellow and green (黄色や緑のセロファンの花)
・Rocking horse peple (木馬に乗った人々)
・Plasticine Porters (工作用粘土の赤帽さん)
・At the turnstile (回転式扉のところに)
・Kaleidoscope eyes (万華鏡の眼)
いかがだろうか?
TOEICに親しむ人ならば、思わずニンマリとするに違ないない。
超難解な名詞が、これでもか、という具合に出てくる。
直接、こんなファンタジーな描写は、TOEICの世界ではお目にかからない。
けれども、たとえばPart1の写真描写問題では、選択肢の中の「ダミー解答」の中に忍ばせる単語に使われそうな気がしないでもない。
「ダミー解答」とは、TOEIC側が、あえて難解な単語を「はずれ選択肢」に紛らわせておいて、受験者を焦らせ、ふるいにかける、というTOEIC側の戦略のひとつ。
TOEIC対策と息抜きに、ぜひ聴いてほしい1曲である。