TOEICだけではもったいない
社会人やシニア世代の「やり直し英語」にはTOEICが外せない。
ただしTOEICには、何度チャレンジしても立ちはだかる「スコアの壁」がある。
そんな時は、目先を変えて英検にチャレンジしてみてはいかかだろうか?
1.TOEICに飽きたら……
なぜTOEIC愛好者の私があえて英検もススメるのか。
それは、私がTOEIC勉強に飽きてきたのが事の発端である。
TOEICの自己ベストが755点、ここから点数が伸び悩んでいる。
目標としている800点には届かないどころか、700点台を死守するのがやっとである。
正直にいえば、ずっと目標にしていた730点を達成して以来、どこかTOEICに関しては、切実感が欠けているのである。
730点を目指していたころのような「がむしゃら感」が沸かないのである。
かといって、せっかく勉強を継続している習慣がついている。
ここで挫折してはもったいないのだ。
TOEIC対策を維持しつつ、何か目先を変えることはないか。
あれこれと考えた末、行きついたのが「英検」である。
2.子供を持つ世代には?
もうひとつ、私が英検に再チャレンジしたいと思うのは、子供の存在である。
高校受験を控えた娘が、学校の内申点を上げるために「英検」にチャレンジした。
受験会場が不案内だったので、私が同行することに。
娘と会場入りし、試験が終わるまで、近くの喫茶店で約2時間、時間を潰した。
時間を潰すといっても、英語の勉強をやっていた。
その時、奇妙な感覚に襲われた。
いっそのこと、娘と一緒に自分も英検を受けてみてはどうだろうか?
娘の試験が終わるまで、喫茶店で時間を潰すのは、有効利用とはいえない。
一緒に英検に受ければ、娘の送迎にもなるし、さらに、
・親ががんばっていることで子ががんばる
・子ががんばっていることで親ががんばる
という相乗効果が生まれるのではないだろうか?
子供は親の背中を見て育つものである。
思春期に入り、なにかと親に反発する娘も「英検」に関しては私が先輩である。
「英検」という共通話題で親子の絆が深まるのではないかと密かに期待している。
3.まとめ(脳トレとしての英検)
TOEICと違い、英検は「読む」「聞く」「話す」「書く」の四要素が揃っている。
TOEICだけ挑戦するよりも、脳の活性化という面では、良いかもしれない。
また、TOEICが社会人の受験生が多いのに対して、英検は概して学生の比重が高い。
我々シニア世代にとっては、若者と交じって、英検にチャレンジすることで、アンチ・エイジング効果も発揮できるのではないだろうか。
英検を受験することで、
・TOEIC学習のマンネリ打破になる
・親子の共通話題ができる
・アンチ・エイジングが図れる
といったメリットが享受できる。
私たちシニアにとって、まさに英検はTOEICと共に「使いよう」である。
まだまだ老け込む年齢ではない。