うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

英検準1級をあきらめない

 不合格の屈辱をバネに

 英検準1級に合格できない。

 そもそも英語資格の軸足をTOEICから英検に移している。

 当初の見込みは、英検準1級に合格してTOEIC800を再び目指すと想定しいていた。

 ところが、TOEIC760点スキルのある私にとって、英検準1級を舐めていた節がある。

 「乗りかかった船」なので、ちゃんと目的地に到達したい。

 なぜ、そこまで英検準1級にこだわるのか?

 この理由には、学習継続のモチベーション維持のヒントがあるかもしれない。

 1.三度目の失敗は許されない

 特に、2021年度第2回、第3回の英検準1級は、いずれも一次試験は不合格。

 しかしながら、成績表のこんな記載に魂を揺すられる。

 「一次試験合格まであと一歩です」

 負け惜しみではないが、合格まであと一歩のところまで来ている。

 ここで英検を撤退するのはもったいない。

 もちろん勇気ある撤退も「泥沼化」を防ぐための決断のひとつである。

 英検の受験費用もバカにならない。

 さらに英検対策への費やした時間や労力などを考えると、賢明な選択であるかどうかは疑わしい。

 けれども、英検に投資した金と時間は、必ずや合格というリターンを手にしないと、これまでの苦労が水の泡となる。

 繰り返すが「合格まであと一歩」のところまで来ているのである。

 スキマ時間に「出る順パス単」で語彙力アップ。

 平日の朝勉に「集中ゼミ」。

 休日に「全6回過去問題」。

 もちろん旺文社の回し者ではないが、こうした英検対策(戦略)は、間違いではなかったと思いたい。

 せっかくここまで来た道である。

 英検準1級の栄誉を勝ち取りたい。

 2.TOEICとの二刀流

 そもそもなぜ私が英検にこだわるようになったのか?

 それは英語学習の主軸にしていた「TOEIC」が手詰まりになったからである。

 TOECスコアが700点台に達成してから、800点の壁にぶち当たっている。

 TOEICの目標を800点としていたが、700点台を推移している。

 そこで、マンネリ気味だったTOEIC対策を改めるべく、目先を変えて想定したのが、英検準1級であった。

 娘の英検に同行したのがきっかけだった。

 英語の資格に携わっている以上、モチベーションを向上させたい。

 当初は、娘にTOEIC受験を勧めたが、彼女はあまり関心がない。

 一方、英検に関しては、学校の内申点向上に関わるというのでチャレンジした。

 娘をTOEICに巻き込むより、私が英検を受ければいいのでは…。

 そんな風に思っていた。

 一般的に言って、英検準1級は、TOEICに換算して730点であるという。

 すでに760点を自己ベストとしていた私にとって、英検準1級は、「ちょろいもんだぜ」と軽く見ていて節があった。

 もちろん単語集や過去問でそれなりに対策を練っていた。

 けれども、いざ「不合格」という現実を突きつけられると、リベンジしたいと気持ちにさせられる。

 幸い、TOEIC一辺倒だったときより、英検対策をすることで、英語に関する前向きな気持ちが増えたのも事実である。

 ビジネスシーンに特化したTOEICに比べて、英検は、学術、歴史、テクノロジー、日常生活といった守備範囲が広い。

 こうした知識の広がりは、英語そのものの理解を深めることができた。

 実践的な英語を使うにしても、やはり、日常会話や知識に裏付けられた雑学などは、ネイティブスピーカーなどと会話をするに際して、外せないスキルである。

 正直言って、TOEIC単独ではなく、もっと早くからTOEIC・英検の二刀流をはじめればよかったと思っている。

 英検は年三回、これに合わせて、自分のルールとして、TOEICは年二回受けることにしている。

 英検とTOEICの配分が良いペースである。

 どうしてもTOEIC730点を達成したくて、2か月に一度、TOEICを受験していた。

 その頃、カミさんとの仲も険悪だった。

 ただし、娘と一緒に英検を受けるようになって、風向きが変わったのも事実である。

 親として、子供と一緒に資格試験を受けることについてとがめることがなくなった。

 ただし、娘は合格、一方、父は不合格。

 だから、不合格だった父が、合格を目指して英検受験にチャレンジし続けることは理にかなっている。

 英検もTOEICも私にとっては趣味の一環。

 TOEIC単独時代に比べて、英検・TOEICの二刀流を選んでから、

 「アナタだけ好きなことをやってズルい」

 そんなカミさんの小言も少なくなった。

 これは家庭円満の良い傾向である。

 3.社内英語研修

 さらに英検準1級にこだわる理由は、社内英語研修の希望である。

 最近は、ほとんどの役職や研修の目安はTOEICが指標になっている。

 ところが、なぜかウチの会社では、社内英語研修の募集要項には、「英検準1級取得者対象」と設定されている。

 これをアピールする手はない。

 英語は、仕事のみならず、人生においての「武器」であり「財産」である。

 働きながら学べる「英語研修」にぜひ参加してみたい。

 そのために、公募要件である「英検準1級」を合格することが至上命題である。

 いや、本当は、今さら50代で語学研修もないだろうと思う。

 けれども年齢を言い訳にしたくない。

 英検準1級の勉強を挫折しないためにも、「社内英語研修」という目標を立てて、モチベショーンの継続につなげていきたい。

 4.まとめ(英検はやめられない)

 私の英検にこだわる点としては、

 ・合格まで「あと一歩」に来ている

 ・TOEICと英検の二刀流の実践をしている

 ・社内英語研修の公募要件を満たしたい

 との理由がある。

 合格まで勉強を継続すること。

 自分自身に目標を心に刻み、なんとか挫折しないように工夫をしている。

 英検やTOEICをあきらめたいために自分を納得させてみよう。

 答えは、自分自身の中にある。

 学習者のアドバイスになれば幸いである。