めげずにコツコツと地道に行こう!
「学問に王道無し」
耳が痛いほど聞いたフレーズである。
英語学習者にとっては、何の苦労もせず、何の努力をしないで、魔法のように英語が上達するテクニックは無いと考えている。
では、それでもなお、英語の学力を向上させるための秘訣は何かと問われれば、
「時間とお金をかけること」
としか、返答のしようがない。
身も蓋もないコメントであるが、真理である。
1.時間をかけるとは
よく言われるように、何人たりともの時間は「1日24時間」と平等である。
この誰もが平等に割り当てられている時間に、いったいどれだけ英語の勉強に優先的に確保するか、本気で勉強をしたい人には、まず、そこにこだわってもらいたい。
「勉強はやりたいけれど、とてもそんな時間がない」
と言い訳をする人がいる。
勉強時間とは与えられるものではなく、自らつくるものである。
・朝、一時間、早く起きてみる
・通勤時間、だらだらとスマホでゲームを止めてみる
・テレビのバラエティ番組を見ない
工夫すれば、いくらでも時間は捻出できる。
そして、工夫して確保した時間で、勉強をしていこう。
勉強は、毎日やる習慣をつけること。
自分自身に勉強時間のアポを入れてみよう。
私は、平日は毎朝4時に起きて、1時間の勉強時間を確保している。
もちろん、朝が早いので、就寝時間はなるべく早いことを心がけている。
お酒は飲まないし、テレビだってほとんど見ない。
「TOEICファースト」と自分に銘打って、勉強時間の確保に努めている。
2.お金をかけるとは
時間とともに大切なのは、勉強に「お金をかける」ということである。
だからとって、何も高額教材に手を出した方がいい、というわけではない。
要するに、勉強に際しては、ぜひ「身銭を切ってもらいたい」のである。
人間とはケチなもので、自腹を切ると、元を取り返したくなって、頑張るという仕組みがあるようだ。
私も職場での語学研修の選考試験に落ちたこともあり、英語に関しては、ほとんど、自己啓発として、自腹を切ってきた。
だからこそ、せっかくお金を払ったのだからがんばってみようと、勉強を継続してきた。(もちろん、挫折もあった…)
ここ数年は、アルクの通信講座教材を勉強の主軸に据えている。
TOEIC900点コースは、6カ月分で約6万円と、やはり懐具合が「痛い」出費となった。
だからこそ、毎朝、早起きして、机に向かい、「6万円分の自己投資」へのリターンのために頑張っているのである。
もちろん、英語に関しての書籍、参考書、問題集なども別途かかる。
毎日読む英字新聞代なども広い意味で、「勉強のための出費」といえる。
しかし、こういう支出を惜しんではならない。
勉強に使うお金について、それが「浪費」であるのか、「投資」であるのかを見極めよう。
さきほどのアルク教材の6例でいえば、もしも、せっかく買った教材も途中で挫折してしまったら、その6万円は「浪費」でしかない。
しかし、毎日コツコツと継続して、仮に900点スコアに届かなくても、毎日やったという自信につながれば、立派な「投資」になる。
すぐに結果がでなくても、毎日、勉強をしたことで、いつの日か、必ず花開くと信じよう。
目標スコアに到達するとか、英語スキルが認められて給与アップするとか、転職スキルに有利になるとか…、自分自身の納得のいく「勝利の方程式」をイメージしよう。
思えば、自分の勉強にお金を投資することは、極めて賢いマネーゲームである。
なにしろ、継続しようが挫折しようが、それは本人の決断次第なのだから。
そして、そこで得たスキルは、使い勝手が良く、持ち運びに便利で、誰からも盗まれようがない、極めて優良な「資産」ではないだろうか。
そう考えると、勉強にお金をかけることに意義を見出せるのではないだろうか。
3.最後に……
そして、「時間」や「お金」と共に、ぜひ、心に留めてもらいたいことがある。
それは、「夢を持ち続ける」ということである。
「英語ができたら、こんなことがいいな…」と、夢を持つことである。
なるべく大風呂敷がいい。
・カミさんと海外移住する
・自分が翻訳した本を出版する
・TOEIC・英検受験者向けのプライベート・オンライン塾を開設する
・地域の語学ボランティアに参加して国際貢献をする
英語ができるようになった自分をイメージして、バラ色のシニア生活を送ろう。
夢は、持った瞬間から達成への道が始まる。
だから、夢の実現のために、英語の勉強をがんばっていきましょう!