時間とお金をつぎ込んで得るものとは……
社会人にとって、英語の勉強とは「投資」である。
時間とお金を使い、上手に利益をあげよう。
持てる時間、持てるお金を効率的に英語学習につぎ込み、「浪費」ではなく、「投資」を目指していこう。
1.英語学習はリターンが良いこと
英語学習を「投資」の観点からみたとき、恩恵(リターン)は計りしれない。
なにをもってゴールとするのかは、人それぞれであるが、一応、社会人として、「英語ができる人側」にカウントされるのは、資格試験の結果であろう。
英検ならば「2級」、TOEICならは「730点以上」が一応の目安である。
これくらいならば、きちんと時間をかければ、誰もが到達できるゴールである。
もちろん「時間をかける」とは、毎日、一定時間、継続して行うこと。過去問題や参考書、単語集などの教材を使って、一日1時間以上は勉強することが前提である。
考えようによっては、一日1時間さえ勉強ノルマをこなせば、この手の目標の達成は十分手の届く範囲である。
こうした目標に達成しないのは、結局、英語学習に時間をかけていないからである。
挫折さえしなければ、確実に結果をモノにできる。
だから、英語学習は、とても投資に見合うリターンが良いのである。
2.英語はポータブルスキル
次に、英語学習に「投資」する利点として、英語の汎用性の高さを挙げてみたい。
汎用性が高いとは、つまり、つぶしが効きやすいということ。
所属している組織で英語が必要でればもちろんのこと、そうでなくても、たとえば、今の職場を追われるようなことになっても、英語のスキルは、それ自身、武器になるので、他の職場への「持ち運び」ができるのである。
私が英検やTOEICといった資格試験を進めるのが、指標に裏付けされた一定の能力が証明できるからである。
いくら自分が英語ができると言っても、やはり、資格の有無やレベルの差によって、「選ばれし者」が決まってくる。
また、資格に裏付けられた一定のレベルの人のスキルは、それ自身、重みがあることにある。
英語能力は、自分の脳に常に格納されているので、持ち運びにとても便利なスキルである。
3.盗まなれない財産
そして、英語の勉強に投資した方が良いと思うのは、いったん身に付いた英語能力は、何人たりとも盗むことができない財産ということである。
お金や財宝、証券類は、盗まれれば、ハイ、それまでよ、ではないか……。
一方、英語に限らず勉強によって得たスキルというのは、窃盗団でも特殊詐欺団であっても、こればっかりは、盗みようがないのである。
だから、英語の勉強を決意した人は、時間とある程度のお金をかけて、英語学習に投資することをおすすめする。
繰り返しになるが、いったん身に付いた教養は、盗まれることはないのである。
まとめ
以上のように、英語学習を「投資」として考えた場合、
・まじめに継続すればハイリターンが約束させる
・身に付いたスキルは、汎用性が高く持ち運びにも便利である
・何人たりとも、盗むことができない財産である
といったメリットがある。
英語の勉強が嫌になったときは、こんな長所を思い出してみてはいかがだろうか。