限りある一日を有効に使うためには?
勤め人にとって、毎日の英語の時間の捻出が大変である。
そればかりではない。
やれブログだの創作活動だのと、あれこれとやりたいことが出てくる。
もちろん会社に行って仕事をしなければならない。
とても1日24時間では足りないのである。
いかにして、時間を有効に使いながら、英語の勉強の「質」を上げるか。
その答えのひとつとして、最近の私は、英語の勉強は、平日も休日も
「午前中に済ませる」
ということを実践している。
・やりたいことを「午前」と「午後」に区切る
TOEIC試験の日が近づいてきた。
正直、ブログをやっている場合ではない。
そんな時間があれば、英単語のひとつでも覚えたほうがいい。
そういうのは、百も承知している。
しかしながら、一日の勉強については、「量」ではなく「質」にこだわっている。
だらだらと勉強と継続していたところで、一日の限界許容量は突破できないのではないか、と、考えるようになった。
そうであれば、「ブログ」をはじめとする創作活動についても、英語の勉強と並行して、時間のやりくりを考えるようになった。
注目したのは、一日の「午前」と「午後」の区分けである。
平日、休日問わず、私は「朝活」を英語の勉強のメインステージとして置いている。
さらに平日では、朝起きてからの「朝活」時間に加えて、行きの電車内の通勤時間、仕事がはじまるまでの始業直前時間、この三つの間に集中させることを実践している。
つまり、仕事の合間の自由時間について、やりたいことを、「英語」と「創作活動」の大きく二つに分けて、それぞれ、
・英語は午前中
・創作活動は午後から
という一日を正午で区切るようにして、時間の過ごし方のメリハリをつけるようになった。
休日でも、英語の模擬試験などは、正午までに済ませて、午後は、英語以外の活動を行うように心掛けている。
こうすることで、英語に対しての集中力が増したような気がしている。
朝、午前中は頭の回転もスムーズだし、なにより、正午までにやる、という区切りをつけることによって、内なる「やる気スイッチ」が生まれるのである。
・リフレッシュするため昼寝をしよう
それまで、平日の昼休みは、寸暇を惜しんで英語の勉強などもやっていた。
しかし、最近は、昼休みは食後、簡単なラジオ体操をやって、午後の業務開始までは、休憩室で昼寝をするようにしていた。
以前の私であれば、
「昼寝なんて時間がもったいない。英語だ、英語……」
と、焦っていたが、結果的にこれは良くなかったと思う。
もう、朝、早く起きて、アルクの教材をやり、朝支度では、ポッドキャストの英語ニュースを聴き、通勤電車では英字新聞を読み、始業時間までに職場で、英語の復習をやっている。
ここまでやれば、一日で十分な勉強実績である。
あとは、昼寝をしようが、帰宅してから、ブログを書こうが、もう十分、本日一日分の英語の勉強を済ませているので、とても清々しく、英語学習以外の趣味に打ち込められるのである。
四六時中、英語が気になっていた頃は、実は、昼休みに英語の勉強をしても、心ここにあらずで、あまり身に付いていなかったと思う。
むしろ、午前中いっぱいで英語の勉強を切り上げることで、心の中でけじめがついて、結果的に限りある時間に勉強を集中できる効用があるようだ。
・午後に英語勉強ブログが進む好循環
英語学習のモチベーションを向上させるため、SNSやブログ活動を取り入れた。
ひとつ問題なのは、いくら英語の勉強がテーマだとはいえ、SNSやブログをやっている時間は、純粋に「英語の勉強」とは言えないことである。
「SNSやブログなんて時間がもったいない。英語だ、英語……」
以前の私ならこう考えていた。
しかし、SNSやブログを読書や執筆時間と共に「創作活動」と位置付けることによって、午後から行うことを決めてから、生活のリズムが安定してきた。
つまり、英語の勉強に関していえば、
・実際の英語の勉強は午前
・英語勉強ブログなどは創作活動の一環として午後
という一日の大まかな区分けをすることによって、タイム・マネジメントがとてもやりやすくなった。
・最後に……
くどいようだが、1日は24時間しかない。
そんな中で、英語も勉強して、かつ、ブログやSNSによる情報受信や発信を行いたいのであれば、社会人であれば、どうしても時間のやりくりが大変である。
そうであれば、「英語の勉強そのもの」と、「英語の勉強の背景にあるもの」を二つに整理してみてはどうだろうか。
どちらも「趣味の領域」であるので、あいまいにしていると、頭の中がぐちゃぐちゃになってしまう。(当然、勉強の成果に悪影響をもたらしかねない)
私は、やりたいことを「英語の勉強」と「創作活動」に分類した。
そして、それぞれを「午前」と「午後」に割り当てた。
つまり、「やりたいことの整理整頓」を行い、自分なりの時間術を実践している。