うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

副業としての英語

 サイドビジネスに英語スキルが有益な三つの理由

 将来が不透明な昨今、サラリーマンの副業が注目されている。

 大手企業などでも「副業解禁」がトレンドとなっている。

 それでは、いくら副業を始めたいからといって、何から手をつけていいか。

 あなたが英語の能力向上に関心があるなら、とりあえず英語の上達を優先しよう。

 副業として英語との関わりをおススメする理由は、

 ・ビジネスとしての広がりがある

 ・本業との親和性が高い

 ・付加価値を生みやすい

 という点が挙げられる。

 今回は、この点について、以下のとおり解説していく。

 1.英語はビジネスとして広がりがある

 まず、英語ができるようになると「通訳」や「翻訳」の仕事をこなすことができる。

 副業の目安を月収5万円と考えると、

 個人差が大きいけれども、翻訳を一例に英語能力の関係を調べていくと、

 ・TOEIC700点レベルで月2万円

 ・TOEIC800点レベルで月8万円

 というデータが多いことに気づく。

 このことは、少なくても、英語を副業として考えていく場合、TOEIC800点の獲得を目指した方がいいという結論が導き出される。

 他にも、インバウンドの訪日外国人相手の「通訳ガイド」というものがあるが、コロナ禍において、需要に陰りが見えている。しかし、世の中のグローバル化は止まることはないだろうから、底止まりをしたら、再び回復することが望まれる。

 さらには、英語スキルの向上に関心が高いため、英語教育分野、たとえば、オンラインの英語指導コーチなどの業態が伸びていくと考えられる。

 英語ができるようになれば、副業としてのさまざまな可能性がある。

 たとえば、日本語の文章力もしっかりしている人にとっては「翻訳作業」、プレゼンテーションに物おじしない人には「会議通訳」など、自分の得意な分野で試すことができるであろう。

 とりたてて即金性の必要がない人、つまり、すぐにでも副業の報酬が必要というわけでない人は、進むべき副業を限定することなく、TOEICのスコアアップなどで自分の足場を固めることを実践すればいいと思われる。

2.本業との親和性が高い

 いくら副業解禁がトレンドになったとはいえ、まだまだ会社の就業規則で副業が禁止されている組織が多いと思う。

 英語の勉強は、自己啓発の一環として、あらゆるビジネスシーンに必要不可欠とされている能力である。

 とりたてて、副業として別建てにすることなく、本業と副業の相乗効果を図ることができるスキルである。

 換言すれば、英語という副業の選定をしたところで、それはまさに、本業についての勉強と気持ちを整理することができる。

 副業のために英語をやっている信念は心の奥にしまって、あくまでも本業の伸びしろの一環として、英語の勉強してみよう。

 副業のハードルが高い人にとっては、たとえサイドビジネスが失敗に終わったとしても、身に付いた英語スキルは、ちゃんと手入れをしていけば、錆びることはない。

 将来、訪れるやもしれないチャンスのために、自分の武器は磨いておこう。

3.英語が付加価値を生むとは?

 昨今の主な副業トレンドの業態を上げると、

 ・WEBプログラミング

 ・動画編集

 ・輸入ビジネス

 という項目がある。

 やはり、こういう人気職種については、ライバルも多い。

 そこで、英語ができるというメリットを生かせれば、自分オリジナルの付加価値を高め、他者との差別化をはかり、自分のブランド化を高めることができるのである。

 たとえば、WEBプログラミングについては、英語ができることによって、プログラミングについての海外からの最新情報を容易にアクセルすることができるし、動画編集についても、ちょっとした翻訳字幕サービスの二刀流で勝負することができる。

 輸入ビジネスに至っても、海外の売り手や買い手とのやり取りが通訳なしにダイレクトに交渉することで、コストを抑えることができる。

 どんな業種であれ、英語という強味のフィルターを通すことによって、他者との差別化を図り、ビジネスを飛躍させるきっかけとなるであろう。

4.最後に……

 もちろん、英語の上達は、生やさしいものではない。

 英語の勉強は、ザ・ロング・アンド・ワィンディング・ロードである。

 だからこそ、挫折する人が多く、そこにまたビジネスチャンスが生まれてくる。

 特に、副業を考えているものの、自分に何を向いているのかわからない人には、才能に関係なく、努力した分だけ結果が伴ってくる「英語の勉強」に、これからの副業のヒントとして目を向けてみてはどうだろうか。

 そして、もっと稼ぎたいという気持ちを、英語学習のモチベーションのひとつして、勉強に向き合ってみてはいかがだろうか。