うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

TOEIC受験の理想的な頻度

 結局、どの程度の間隔で受験すればいいのか……

 私がやり直し英語を始めてから、その成果をTOEICスコアで表すようにしている。

 どのくらいの頻度でTOEICを受ければいいのかは試行錯誤中。

 現在は、半年に一度というペースに落ち着いている。

 ただし、50歳までにどうしても730点を突破したい場合、臨戦態勢として、2カ月に一度を受験した。

 毎月受験というのは、さすがに、やりすぎ感がある。

 2カ月に一度というペースについても、妻や会社の上司が反対をしていたので、現在は、半年に1度のペースに落ち着いていた。

 けれども、コロナ禍による抽選方式の導入により、希望したとおりに受験ができなくなり、なんとも悩ましいところである。

 ここでは、私の経験を元に、タイプ別のTOEIC頻度を紹介していきたい。

 1. 最低でも年1回はTOEIC

 人間ドッグしかり、年1回というのは、あらゆる指標としての基本である。

 TOEICを軸に据えた英語学習をしている人は、とにかく、最低でも年1回は受けてほしい。

 私は、11月の受験については、ここ6年ほど、連続受験をしている。

 自分の能力の移り変わりが判別しやすい。

 特に、昇進目的とか会社でスコア判断を求められていない人は、「年1回」の受験をおすすめしたい。しかも、データを検証する上で、受験する特定月を決めておいた方が良い。自身の成長の記録がわかるからである。

 デメリットとしては、やはり、年1回しか受験しないことについて、日々の勉強がおろそかになる点があるので、注意してもらいたい。

 2.半年に1回のTOEIC

 社会人にとって、現実的な選択肢が半年に1回の受験である。

 できれば、1月と7月、または、5月と11月、というように、等間隔に6カ月毎に受験してもらいたい。そして、前半をプレ試験、後半を本番試験と割り切ることで、あくまでの前半は、本番に向けての力試し、というとらえ方をした方が良い。

 実際、6カ月なんて、まだまだ先のことかと思いきや、意外とすぐにやってくる。

 年1回では間延びしてしまう人でも、半年に一度であれば、ずっと頭の片隅にTOEICのことがちらつくと思うので効果てき面である。

 受験料が5,000円以上するので、費用を押さえたい方、家族と過ごしたり、仕事で多忙であったり人にとって、おすすめのコースと言えよう。

 3.3カ月に1回のTOEIC

 実は、最近、私は注目しているのは、この3カ月に一度のペース配分である。

 まず受験して、結果を受けて、次に受験するまで、3カ月くらいの頻度で行えば、効率的に学習計画も立てられるし、また、そこそこのスパンなので、現実的に、試験対策をぬかりなくやることができる。

 自身の時間と費用の確保、それに所帯持ちの人は家族への理解とか、ハードルは高いかもしれない。

 会社の業績にしても四半期毎が、一応の区切りとされているので、TOEICスコアをひとつの英語能力の資産評価と考えれば、ベストな選択と思われる。

 4.2カ月に1回のTOEIC

 TOEICの具体的な目標スコアがあり、それを是が非でも突破したい人におすすめ。 

 いわゆる臨戦態勢の状態。

 2カ月に一度のメリットは、毎月、TOEICに関わられるということ。

 受験月の翌月か結果発表月になるので、なんだかんだいっても毎月、なんらかのTOEICに関わることができる。

 私も、50歳までなんとか730点を突破したくて、もう後がない状態に追い込まれた際、2カ月の頻度を、5回連続して、5回目に目標を達成したことになる。

 なお、2カ月に一度のテストでは、いつもTOEICに向けて、精神的にピリピリしていないといけないので、その緊張感が家族にも伝わるので、これをやる人にとっては、十分、家族の理解を得なければならない。

 その際、「英語ができるようになって家族生活を豊かにしたい」というきれいごと言うよりも、「実は、TOEICが好きで好きでしょうがない」みたないアプローチの方が、妻からの理解は成功率は高いようである。(あくまでも私の個人的な経験である)

 要するに、理詰めではなく、嗜好で説得することである。

 月ごとに受験と結果発表のイベントが交互にやってくるので、頭の中はつねにTOEICのことでいっぱいである。

 そこが日々の学習にも緊張感が生まれてくるし、学習に挫折が起きにくい。

 5.毎月TOEIC

 最後に、毎月TOEICを受験することについて。

 常に試験前というプレッシャーに自分を追い込むことで、結果的にスコアアップにつながるかもしれない。

 しかし、ハードルが高すぎる。

 そこまで自分を追い込まなくてもいいのでは?と、私は考えている。

 あっという間に受験日当日がやってくるので、計画的な学習ができず、単なる試験の消化という懸念がある。

 少なくても、家族持ちにとっては、理想的ではあるが、厳しい結果でもある。

 TOEIC関連の生業をしている人や、TOEICブログを書いているためのネタ作りだとでも言って、カミさんを説得するしかないのかもしれない。

 6.まとめ……

 コロナ禍になって受験の当選も運次第になっていきている。

 しかし、午前、午後と2部制になったことなど、希望者が受験できるようにTOEIC運営側も改善がみられる。

 また、TOEICの日は、SNSやブログ、関連動画も熱く、ちょっとしたお祭り気分であり、病みつきになるのも事実である。

 毎月受験できればそれに越したことがないが、とりあえず、TOEICブログもやっていることだし、私は、3カ月に一度のペースで、これから受験していきたいと思う。

 目的はそれぞれあるが、TOEICを軸に据えた英語学習者は、少なくても「年1回の受験」を最低ノルマとして、年中行事にした方がいいと思われる。

 どんなペースでも、TOEICは「嫌なテスト」ではなく、「自分の英語能力を試す晴れ舞台」という前向きな気持ちで、試験頻度を想定しておいた方がよい。