英語ができるに越したことはない
こんにちは。とものりです。
中年になってから「やり直し英語」の勉強をはじめています。
今回は、英語でできるとどんなにお得であるのか、具体的に紹介していきましょう。
まず、英語ができると、「仕事で必要な英文で書かれた文書や情報を、いちいち辞書を使わなくも、なんとなく概要を理解することができる」これに尽きると思います。
日本語で書かれた情報が、単なる「インフォメーション」なのに対して、英語サイト(原文)などにあたり、英文情報を翻訳して、コメントを付けることで、同じ情報があなた独自の「インテリジェンス」へと昇華していきます。
具体的な話をしましょう。
かつて、中東のさる国で、鉄鋼製品の商標権侵害が水際で摘発された報道記事を日本語サイトで見つけました。当時、私のかかわっていた仕事では、「鉄鋼製品の動向」というのがとても重要な要素のひとつであったので、この報道記事に注目しました。
ただし、日本語で書かれたそのニュースは、概要をざっくりと説明しているもので、特に、商標権を侵害されたという具体的な鉄鋼メーカーまでは、掲載していません。
そこで、その記事に書いてあったニュースソース(英文)にあたってみました。
すると、記事のボリュームは、日本語で報道されたものの倍近くありました。さらに、S社という欧州鉄鋼メーカーの製品であったことまで判明したのです。
そして、S社について、調べてみると、日本のさる大手メーカーも、一部、出資していることがわかりました。
こうなると、では、欧州のメーカーではなく、日本のメーカーによる鉄鋼製品の商標権侵害があるのではないか、との仮説が立つのです。
たんなる日本語の記事を読むだけではそこまで深堀りできません。
英文で書かれた原典を当たる、ということだけでも、単なる「インフォメーション」から、あなたが加工した「インテリジェンス」まで高められるのです。
それにはまず、英語で書かれたニュース記事が、インターネットにヒットしたとき、「うわー、英語だ。えいやっ、見なかったことにしよう」と飛ばしてしまうのと、
「面白そうだな、ちょっと印刷して、じっくり読んでみるか」という態度では、仕事に対しての姿勢が変わってきます。
そんなわけで、まずは、社会人の英語のやり直しを目標とするには、「辞書を引かなくても英語で書かれた情報の概要を理解できる」というレベルではないでしょうか。
そのためには、TOEIC L&Rテストの730点レベルを目指すことが必要です。
何から勉強を始めていいかわからない人には、まずは、TOEICを受けてみることをおすすめします。