英語の勉強は英字新聞の音読が良い
社会人のやり直し英語、ひいては、TOEICのスコアアップの秘訣として、外せないのが英文の音読である。
音読とは、文字通り、英文で書かれた文章を、声に出して読むことである。
ボソボソと小声でささやくのではなく、大きな声で読んでみることが大切。
英語学習としての音読を継続させるコツとしては、
・毎日続けられること
・日本語訳があること
・20~30分程度で終えること
以上、三つのポイントが挙がられる。
そして、このポイントを網羅する素材としては、日本の読売新聞が発行している英字新聞、ジャパン・ニュースの社説を使うのがベストであると考えている。
私は、毎日、決まって、英字新聞の社説の音読をルーティンとしている。
まずは、なんといっても、ジャパン・ニュースは日刊紙なので、購読していれば、毎朝自宅に届く。人間というものは、ケチなものであるので、身銭を切ることによって、「購読料がもったないない」という気持ちが働き、英字新聞を読むものである。
よく、インターネットの英文無料サイトを利用することを勧めている意見があるが、結局、タダより高いものはない。無料ということで、いつでもやろうと思いつつ、つい怠けてしまうものなのである。
英語学習の投資だと思って、英字新聞をぜひ購読してみよう。
幸い、ジャパン・ニュースには、社説が、日英両文で併記されているのである。
まず、英語の社説を音読してから、自分の理解が正しいかどうか、日本語版で理解して、さらに、もう一度、英語の社説の音読を改めて挑戦する、というやり方を私は、継続している。
私も、当初は英字新聞の社説なのて、敷居が高いので、まずは日本語版の社説を読んで、意味を理解した上で、英語版の音読をしていた。
英語学習者の初中級者であれば、それでもいいかもしれない。
ただ、私の場合、TOEICの学習として英字新聞を利用することを英語学習アドバイスの先生に相談してみたところ、
「TOEIC本番の試験は、前提知識のない中で長文読解をしなくていけない。
だから、日本語で理解する前に、最初から英語で読むことをおすすめする」
と言われて、まったくもって、その通りだと思い、以降、まずは、英文で書かれた社説の音読に挑戦し、頭で理解した意味が、正しいかどうかを、日本語社説で検証する、というスタイルに落ち着いた。
そして、毎日継続するためには、やはり、分量のメリハリが必要である。
英字新聞の音読が大切といっても、隅から隅まで音読していては、気の遠くなる作業になってしまう。どこかで線引きが必要である。
社説なら、ゆっくり読んでも、1本あたり15分前後で読み終えるので、一日2本の社説音読を繰り返す。
これを毎日続ければ、OEICの長文読解問題の対策にもなる。
ひいては、英字新聞の購読料を回収、いやそれ以上の成果を得ることができる。
英字新聞を使った毎日の英文音読を、英語学習者におすすめしたい。