週刊英和新聞より日刊英字新聞を
英語の勉強に英字新聞を活用することをおすすめしたい。
初中級者を対象として、具体的には、日刊紙のジャパンニュースをすすすめたい。
英字新聞を英語学習に取り入れたいとする人の話をきくことがある。
「英字新聞なんて敷居が高い。まずは週刊英和新聞ではどうでしょうか」
こんな質問を受けることがある。
週刊英和新聞とは、朝日ウィークリーやジャパンタイムズ・アルファなど、一週間のニュースをダイジェストにまとめ、適度に日本語の解説を交えての媒体のこと。
もちろん、読まないよりは読んだほうがいい。
(実は、私も英語学習を再開するに際して、英語の達人から、英字新聞の相談をしたのだが、その時、その達人も、やはり英字新聞はレベルが高いので、週刊英和新聞の類を読むように言われたことがある。)
しかしながら、私は、繰り返しになるが、初中級学習者であっても、読売新聞が発行するジャパンニュースをすすめたい。
その最大の理由は、「新聞はニュースの鮮度が命」これに尽きる。
私は、英字新聞が大好きだが、とにもかくにも、新聞が好きなのである。
毎日、紙媒体で新聞を見て、世の中の一日の出来事を俯瞰するのが何よりの喜びなのだ。英字新聞もしかり。その日の新聞は、その日のうち、もしくは、遅くても、2、3日後の話題として理解したいのだ。
新聞は、毎朝、自宅に届けられる。これこそが、新聞が新聞たる所以である。
一週間のニュースをまとめれたダイジェスト版では、いささか新鮮味が欠けるのである。新聞は、毎日読むことで習慣化される。
英字新聞も、(はじめのうちは辛いかもしれないが)毎朝読むことで、英語を読む習慣化が鍛えられるのである。一週間に1回では愉しみが半減、いや日刊紙に比べて7日間も待たなければならないので、7分の1しか愉しめない。
英字新聞が毎朝、届けられる。日本でもおなじみのニュースの一面、海外トピック、経済面、社説など、読む形式をルーチン化すれば、毎日の英字新聞だって怖くない。
電子版ではどうだろう…。
個人的には、新聞は「折りたためるメディア」であることが優れていると考えるので、紙による宅配が第一と考える。
折りたたんでカバンに忍ばせ、電車や職場でも読む。気になる言葉やキーワードを鉛筆でしるしをつけたり、囲んだり、毎日届けられるからこそ、毎日、読まなければならないのだ。そして、読めば読むほど「英語力」も増してくる。
こんなに安価でためになるツールは、他では考えられない。
一日わずか150円。英語学習者にとって英字新聞の毎日購読をすすめたい。