家族を味方につけて英語をがんばろう
「あなたには才能がないから、英語の勉強しても意味がないわよ」
私が、やり直し英語の勉強を始めて以来、何度となく妻から言われつづけた言葉。
自分にとっては、英語をスキルアップして、仕事の幅が広がったり、願わくば収入がアップするということになれば、それは、妻をはじめ、家族の喜びになるはずなのに。
でも、妻は、私が勉強することをあまりよく思っていない。
むしろ、勉強に逃げ込んで、家事や育児に距離を持っていると考えているのだ。
もっとも、年中、勉強する私に反対しているわけではない。
ごく稀にだけれども、TOEIC試験の日なのは、「がんばってね」なんて、応援の言葉をかけてくれることがある。
妻や子供を顧みず、勉強に熱を上げている私に対して、妻は、さびしいのだと思う。
この気持ちに寄り添うことが必要である。
もちろん、妻が洗濯物を畳んだり、アイロンがけをしていたり、料理の後片付けをしている間、平然と勉強できるとは思わない。
いかに自分の勉強時間を確保することが最優先なので、ここはひとつ、「急がば回れ」である。掃除とか、できることは率先してまず行おう。
妻の協力なくして、英語能力の向上を図れない。
まずは、妻に感謝すること。
「TOEICの受験機会をくださってありがとう」
TOEIC受験はレジャーであるのだ。
釣りやゴルフと変わらない。
でも、勉強というと「高尚なもの」だとか「家族のため」だとか、変な正論を振りかざして、それが妻がカチンとくるらしい。
そこは勘違いしないで、「飲み歩き」「レジャー」「ギャンブル」と同じ程度のものであると理解して、日々の英語の勉強や英語資格試験への挑戦などは、謙虚な気持ちを持つことが大切なのだ。
どうしたら家族を味方につけることができるのだろうか。
おすすめなのは、TOEICの自己ベストを達成したり、英検の目標クラスに合格したりしたら、記念に家族そろっておいしいものを食べに行く、ということである。
もちろん費用は自分で持つこと。なにより大切なのは、自分のスキルアップが、妻や子供にも喜んでもらうイベント化にすること。
さらに、それがあなた自身の勉強のモチベーションにもつながり一石二鳥である。
まとめると、
・自分がやっていることは正しいと主張をしないこと
・英語の勉強は、釣りやゴルフや飲み会と同じレジャーだと考えて謙虚に
・目標レベルに達したら、家族そろって記念においしいものを食べに行こう
家族を犠牲にしてまで、英語の上達を目論んでも意味がないことです。
妻への感謝の気持ちを忘れないようにしよう。