うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

英語の勉強と家族サービス問題

家族を味方につけて英語をがんばろう

 「あなたには才能がないから、英語の勉強しても意味がないわよ」

 私が、やり直し英語の勉強を始めて以来、何度となく妻から言われつづけた言葉。

 自分にとっては、英語をスキルアップして、仕事の幅が広がったり、願わくば収入がアップするということになれば、それは、妻をはじめ、家族の喜びになるはずなのに。

 でも、妻は、私が勉強することをあまりよく思っていない。

 むしろ、勉強に逃げ込んで、家事や育児に距離を持っていると考えているのだ。

 もっとも、年中、勉強する私に反対しているわけではない。

 ごく稀にだけれども、TOEIC試験の日なのは、「がんばってね」なんて、応援の言葉をかけてくれることがある。

 妻や子供を顧みず、勉強に熱を上げている私に対して、妻は、さびしいのだと思う。

 この気持ちに寄り添うことが必要である。

 もちろん、妻が洗濯物を畳んだり、アイロンがけをしていたり、料理の後片付けをしている間、平然と勉強できるとは思わない。

 いかに自分の勉強時間を確保することが最優先なので、ここはひとつ、「急がば回れ」である。掃除とか、できることは率先してまず行おう。

 妻の協力なくして、英語能力の向上を図れない。

 まずは、妻に感謝すること。

 「TOEICの受験機会をくださってありがとう」

 

 TOEIC受験はレジャーであるのだ。

 釣りやゴルフと変わらない。

 でも、勉強というと「高尚なもの」だとか「家族のため」だとか、変な正論を振りかざして、それが妻がカチンとくるらしい。

 そこは勘違いしないで、「飲み歩き」「レジャー」「ギャンブル」と同じ程度のものであると理解して、日々の英語の勉強や英語資格試験への挑戦などは、謙虚な気持ちを持つことが大切なのだ。

 

 どうしたら家族を味方につけることができるのだろうか。

 おすすめなのは、TOEICの自己ベストを達成したり、英検の目標クラスに合格したりしたら、記念に家族そろっておいしいものを食べに行く、ということである。

 もちろん費用は自分で持つこと。なにより大切なのは、自分のスキルアップが、妻や子供にも喜んでもらうイベント化にすること。

 さらに、それがあなた自身の勉強のモチベーションにもつながり一石二鳥である。

 まとめると、

 ・自分がやっていることは正しいと主張をしないこと

 ・英語の勉強は、釣りやゴルフや飲み会と同じレジャーだと考えて謙虚に

 ・目標レベルに達したら、家族そろって記念においしいものを食べに行こう

 家族を犠牲にしてまで、英語の上達を目論んでも意味がないことです。

 妻への感謝の気持ちを忘れないようにしよう。