英語を学んでインテリジェンス・オフィサーになろう
英語ができるようになって、大きなメリットのひとつが、「入ってくる情報量が、英語ができなかったころに比べて、まるで違う」ということがいえる。
この一点でだけでも、英語の勉強をやる意義がある。
たとえば、会社に提出するレポートでも、自分の伝えたいことの根拠資料として、ネット情報を添付することになるが、たとえば、ネット新聞記事などでも、日本語の経済ニュースだけでなく、英語で書かれた原文記事をも併せて添付することで、上司や同僚から「おおおっ!」という尊敬のまなざしを受けることになる。
この、羨望感こそ、あなたのアドバンテージになる。
ネット記事の翻訳は、TOEIC L&Rテストで、730点を超えたくらいになれば、どうにかチカラがついてくることになる。
そして、この730点の壁は、おそらく地道に英語学習を進めていれば、いずれは到達する目標なのである。
インターネット検索でも、日本語のみの情報検索と、英語を加えた情報検索では、その量がまるで異なる。英語の情報は、日本語単独情報より、少なく見積もっても100倍くらいの量にある。
ネットの上位情報でも、「英語」で書かれたため、「えいやっ!」と無視するよりも、印刷して、ちょっと深堀りしてみようとする気になるのでは、あなたの情報分析能力は格段に高まること間違いなしである。
ひとくちに「情報」といっても、「インフォメーション」と、「インテリジェンス」がある。できるビジネスパーソンは、「インテリジェンス」を求めたいものだ。
この情報をめぐる英語の二つの定義は、解釈や分類によることなる。
ただ、私がざっくりと実感しているのが、インプットしたものを、ただアウトプットしたもが、「インフォメーション」。対して、インプットから、あなたのひと工夫を経て、アウトプットをするのが「インテリジェンス」である。
つまり、材料を単に右から左へ流すのが、インフォメーション。
あなたなりのファンクションをかませて、発信するのがインテリジェンスと考える。
日本語の新聞記事を入手して、そのまま、コピペして、報告するのが、単なるインフォメーション。海外の新聞記事を入手して、自分なりに大意を翻訳して、記事と要約を付けて報告するのが、インテリジェンス。
たかが英語ができるようになるだけで、インフォメーションマンから、インテリジェンスオフィサーに昇華できる。
こんなに効率的でオイシイ話は、ちょっと他では考えられない。
英語ができるとできないとでは、入ってくる情報量がまるで異なる。
だから、中高年になっても、「やり直し英語」をすすめる理由がここにある。