うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

会社で学ぶ英語

 脱・コソ勉の英語時間術

 英語を勉強するなら、会社にカミング・アウトしたほうがいい。

 何もコソコソと勉強(いわゆる「コソ勉」)をする必要はないのだ。

 1.コソ勉は効率が悪い

 私の経験からすれば、会社や同僚に知られずに「コソ勉」するのは効率が悪い。

 コソ勉の定番は、ムダな会議中や待機時間、付き合い残業中に、内職として業務に関係ない英語を勉強すること。

 TOEICや英検対策の「単語帳」や「問題集」をやるのがコソ勉の定番である。

 もちろん自分のレベルに後ろめたさを感じて、勉強することを「隠れキリシタン」のように秘匿にする気持ちもわからないではない。

 でも、人の目を気にして、ビクビクと勉強するくらいなら、堂々と勉強していることを「告白」したほうがいい。

 その方が、本業との相乗効果も図れるし、たとえば、勉強をするといって、ムダな残業から解放されるし、TOEICや英検などの「本番試験」のブッキングも回避してくれる配慮があるだろう。

 もちろん、「英語学習者」と宣言したといっても、日業業務をおろそかにしてはらない。けれども、これだけグローバル化が進展した今のご時世、どんな業務でも、英語との関わり合いがある。それを積極的に取り入れてもたいたい。

 要するに、給料を貰いながら、自己啓発(自己投資)を行うということである。

 2.英語で情報収集

 具体的の実践方法は、たったひとつ。

 ・英語による情報収集をする

 このことが、本業をやりながら英語学習のモチベーションを保つ秘訣である。

 英語による情報収集の実践方法として、自分が従事している仕事に関してのニュース報道を、英語サイトによる報道を印刷して読み解くことをおすすめしたい。

 「こんな言葉が、英語でいうとこう表現されるんだ」

 という、内なる知的好奇心が満たされること間違いなし。

 仕事の専門分野であれば、多少やさしくなくても英語ニュースは「何をいわんとしていることがわかる」というレベルであろう。 

 英語ビギナーにとっては、日本語の翻訳記事も欲しいところ。ウォール・ストリート・ジャーナルは、記事によっては日本語版もあるので、それを参考してもいい。

 ただし、翻訳サイトで英文原稿を日本語にコピペして読むことは控えた方がいい。

 翻訳サイトの日本語は、結構不自然で、ストレスがたまることが多いので。

 せっかく英語学習をしようと決意したのに、余計なストレスは感じたくないことが正直なところである。

 英語ニュースともうひとつ、自社、取引先、関連団体などのホームページの英語版を閲覧することが有効である。

 たとえば、ABC社との「お付き合い」があったとする。

 そのABC社の英語サイト(サマリーの部分だけでも良い)を見ることにする。

 そうすると、ABC社のABCとは何の略称であるのかわかるはず。

 こうしたことをきっかけとして、実際にABCの社員さんと交渉する際、冒頭のツカミとして、さらっと受け売りの知識をいうことで、アナタ自身の評価も良くなるし、ひょっとしたら円滑にビジネスが進むかもしれない。

 3.まとめ(沈黙は損)

 実際、私も英語学習者であることをカミングアウトしたことによって、事態が好転した。社内での外国人ゲストのアテンダントに推薦されたり、職場内の「英語の師匠」と仲良くなったり、極めつけは、海外出張に抜擢されたことである。

 こうした環境に置かれることで、ますます英語に対する情熱が高まり、結果として勉強を継続する動機づけになる。

 「コソ勉」だけをしていたら、絶対にこうしたチャンスは訪れなかったであろう。

 黙っていては、何も事態は進展しない。

 英語学習者は、今日から思い切って「告白」をしてみよう。