うえけんのTOEIC劇場

いかにして40歳からのやり直し英語にハマったのか?

お金をかけずにTOEIC600点奪取

 あまりお金をかけないでTOEICテスト600点を超えるには

 英語学習者にとって、時間とお金をかけることは必須と言われる。

 たしかに、時間とお金をかけないで、TOEICスコアを上げようとすることは、虫のいい話ではある。

 TOEIC L&Rテストの目標が、730点以上であれば、ある程度の労力、それに教材を準備しなければいけないと思う。

 しかし、私の経験からすれば、44歳で430点だったスコアが、1年の勉強で600点に到達した。しかも、あまりお金をかけていない。

 一応、社会人のやり直し英語の最低限のTOEICスコアは、600点であるとされている。600点を獲得すれば、「英語に明るい人」というくくりに分類されるようになる。私も、600点を取ってから、職場では、英語に長けていると認識され、英語絡みの仕事もちょくちょく任させるようになり、結果として、目標としていた730点突破に成功した。だから、初級者の方は、ぜひとも、TOEIC600点突破を目指してもらいたい。

 高い教材を買わなくても、TOEIC600点突破することができる。

 おすすめのアイテムは、以下の三つである。

 ・NHK入門・実践ビジネス英語

 ・TOEIC公式問題集

 ・マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)

 まずは、「NHK入門・実践ビジネス英語」について。

 これは、可能であれば、昼休みなど、ラジオ放送のリアルタイムで聴いてもらいたい。なにより、昼休みに「NHKのラジオ講座をやるぞ」ということを自分に言い聞かせることで、勉強の習慣化につながるからである。

 もちろん、テキストは自腹で購入してほしい。身銭を切ることになるが、コスパがとても良い。毎日、英語の勉強をしたいけれど、スタサプや通信講座では、敷居が高い、と思うひとには、とりあえず、NHK英語番組にチャレンジしてみよう。

 一日15分、スマホのストリーミング機能もあるので聞き逃しもOK。私は、インターネットラジオから、毎日、ICレコーダに録音して、繰り返し聞くようにしていた。

 いまでは、私のTOEICスコアの目標は800点なので、「アルク通信講座」に切り替えたが、600点を目指していた頃は、勉強の中心を、NHKビジネス英語を主軸に据えていた。

 平日、一日15分でもいいから、英語学習の習慣化をさせること。

 NHKビジネス英語には、そんな勉強のフレーム作りにうってつけである。

 次に、「TOEIC公式問題集」

 このブログのタイトルは「金をかけずに…」とあるが、やや、この問題集が高額であることは致し方ない。しかし、TOEICの試験を受けるならば、やはり、本場の問題に日ごろから触れるということが大切である。

 私は、平日の勉強は、NHKラジオ、休日の勉強は、「公式問題集」として割り切っていた。

 そして、公式問題集を受かった勉強法では、決して、問題に鉛筆などで書き込みをしないこと。なぜなら、繰り返し使うためである。

 (TOEIC本番でも問題用紙に書き込むことは禁止されている)

 休日に公式問題集をやっていれば、600点はもちろんのこと、730点超えも夢ではない。

 最後に「マーフィーのケンブリッジ英文法(初級編)」について。

 TOEIC600点というのは、英語の基礎ができているかが合否の分かれ目。

 英語の基礎というのは、「単語と文法」をどれだけ知っているか、これに尽きる。

 単語は、覚えればいいのだけれど、英文法は、基本的なルールが理解していないと躓きやすい。

 もちろん、中学の英文法がきちんと理解されている人は、マーフィーの中級編から手を付けることも十分、おすすめである。

 私は、高校時代の恩師から、実は、当初、中級編を紹介されたのだが、巻末の「実力テスト」がとんでもなく低い成績だったので、初級編を買いなおし、英文法の「基礎の基礎」からやり直すこととした。

 「マーフィー英文法」の良いところは、見開きのページで、左半分が英文法解説、右半分が練習問題になっていること。この練習問題をやることで、どこが理解していないのかよくわかる。

 公式問題集でもそうだが、直接、練習問題を書き込まない方がいい。

 なぜなら、これも、繰り返しやるべき教材だからである。

 もっとも、「初級編」なら、一度やり遂げれば、「中学英文法の勘」が戻ってくるので、直接、書き込んで、最後までやり遂げることでよいかもしれない。

 まとめると、金をあまりかけずに、TOEIC600点を獲得するためには、

 ・NHKビジネス英語を毎日15分やって、英語勉強を習慣づけること

 ・TOEIC公式問題集にチャレンジして、本番の問題と傾向に慣れること

 ・マーフィー英文法(初級編)で、中学英文法の漏れを改善すること

 この三つをやり込むことで、必ず目標スコアに到達すると思われる。